金星鴨餐庁

正直いいまして、北京ダックってのはお世辞にもうまいとはいえないと思います。1年滞在して、おいしいといわれる店はほぼ回りつくしました。

さいごに行ったのは「食は広州に在り」という言葉を作った 邱永漢氏のお勧めレストラン。学校からも遠くありません。北京の北、馬旬橋 madianqiao(旬の中身は田んぼの田)の東南、徳勝飯店にあります。http://www.dianping.com/shop/509635

店構えは、非常に庶民的な感じです。ホテルの付属レストランで、収容人員は多くありません。お客さんも微妙に少ない、、、、なのですが、ここの北京ダックは(北京ダックの中では)一級品でした。値段は最低レベル(68元/羽)ですが、高級店の大董より上だと思います。

余分な油が完全に抜けていて、皮はさくさくのパイ生地のようになっています。完璧な焼き上がりです。肉は、例によって味がしません(苦笑)

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ほかの料理としては、ハトのローストが白眉の出来でした。ほかの料理の水準も平均以上でぶれがありません。むちゃくちゃおいしいというわけではありませんが、お値段からするとお値打ちだと思います。

ひとつ問題は、「これちょうだい」というと、「没有~」と涼しくスルーされることがあるくらいでしょうか?(笑)

しぬほど食べて、1人60元でした。さらに、同学のだんなさんにご馳走になってしまいました。東京で四川料理でお返しします(笑)

しかし、こんな辺鄙な場所の地味なレストランを推奨するとは、Qさん(邱さん)恐るべしです。

Author: damarinz

原来我是北京人,现在在东京,所以我是个“北京原人“

4 thoughts on “金星鴨餐庁”

  1. 北京ダックは、逆立ちしても広東風ローストチキンやロースト鳩、四川の樟茶鴨には敵いません。安心してください。これほどうまくなくて、これほど有名な料理は、有る意味中国の国宝だと思います。
    今日は同学のだんなさんに北京で最高レベルの北京ダックを食べさせるという使命があったのですが、面子を失わずにすみました。しかし、おそらくがっかりしたはずです(苦笑)

  2. 僕も一度でいいから死ぬほど北京ダック食べてみたい!
    う~、こなったら熊本で天草大王だ!(全然関係ないっすね)

  3. ぜひ北京へお越しください。
    ほんと、北京ダックってのは味も素っ気も無いんですよ。サクサクの皮の食感を楽しむもので、味がついてるわけではないし。皮の味なら焼き鳥のカワのほうがうまいし、肉の味なら焼き鳥のほうが旨いです。。。。。ぜんぜんダメじゃん(笑)
    熊本のほうが、絶対レベルが高いですよ。中国で食事のレベルが高いのは、揚州と福建、広東省の潮州だそうです。

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