酔いつぶれる男

試験前だというのに、仕事が異常に忙しいです。ちょっと原稿に力を入れすぎの気がしないでもありませんが、おかげでアクセス数もサイト始まって以来の記録になったそうで、中国blogの企画を承諾していただいた編集長さんに面目がたちました。

閲読の勉強にはなるのですが、復習の時間が減ります。今週は息切れしないように、体調管理も必要なので時間のやりくりが大変です。

近所で見かけた光景。飲みっぷりが素晴らしかったですが、最後にダウンしてました。酒は飲んでも飲まれるな。

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非常に気になること

海外から日本を見ると、気になることが多いです。首相は誰でもいいから、しっかりやって欲しいと思います。なめとんのかコラ。

基本的に中国共産党は謀略に長けた集団です。彼らとうまくやる方法はタダ一つ、徹底的に彼らが嫌がることを進んでしてあげることです。

歴史認識に関しては、中国近代史を仔細に研究してあげるべきです。成果は中国国民に広く知らせてあげるべきでしょう。当然、共産党の方々が嫌がる部分も出てきます。でも、国家間の関係は平等ですからね。うしし。

台湾問題に関しては、台湾の人たちが望むのであれば日本は統一に賛成するといえばよいのです。本人の意思を無視するのは強姦です。うしし。

手土産がトキ二匹? 食べたら1食でお終いじゃないですか。箸でチンチン♪、足りないよー。あ、もしかして毒入り?

とまあ、突っ込みどころ満載なわけです。 ごくつぶしの外務省チャイナスクールを解体するのが一番早いかもしれませんね。

米国が中国をWTO提訴

とまあ、いまごろかよという感じがするわけですが、面白写真をご紹介。撮影場所は我が家の前。よなよな怪しいものを売る小販がたむろしています。

題して「モーゼの十戒」

ここは紅海。海はいつものように漣が立つ

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突然、波に変化が。海が、海が割れる。

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魚たちは取り残されまいと必死で暴れる

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そして、モーゼが悠々を海を渡る
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30秒後 何事も無かったかのように、海は元通りに戻りだした。

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※犬を売ってますが、建前上 食用かもしれません(笑) 養犬法というのがあります。高い登録料を払わねばなりません。

中台ネチズン論争 台湾海峡を挟んだ戦い 

ネット上で広まった某東京都知事候補の演説で盛り上がっている日本のそばでは、海をまたいだネット論争が始まっていました。

台湾の女性アイドルで、楊丞琳という女の子がいます。今年22歳の彼女はぶっとび系の明るい女の子で、台湾のみならず香港などでも人気のようです。彼女が4年前にバラエティ番組のクイズで聞かれた抗日戦争の問題に間違えたことから今回の騒動は始まりました。先日、改めて謝罪を行ったところ、逆に話題に火が付き、とうとうこの問題に関する特集ページ

http://ent.163.com/special/000327U7/yangchenglin.html

まで組まれています。あわれ彼女は中国ネチズンたちの不満のはけ口になってしまいました。

●掲示板炎上中 罵倒の中国ネチズンと余裕の台湾ネチズン。日本人も参戦

中国大陸側のネット新聞では、読者による批評コメント欄があります。原稿執筆当時で2000を超えるコメントがつき、さらに増える勢いは衰えません。コメントのほとんどは彼女を犬に例えたり、それ以上に過激な表現の国粋主義的な罵倒ですが、一部には彼女の発言後の対応を認めるコメントもあります。

台湾の楊丞琳オフィシャルサイト

http://www.sonymusic.com.tw/pop/rainie/index.php )

の掲示板 にも、大陸からの罵倒コメントが大量に書き込まれました。単発の罵倒から同じコメントを何度も繰り返すものまでさまざまです。また驚いたことに、日本からも日本語,英語,中国語(繁体字 簡体字)で数多くのコメントが寄せられています。内弁慶だった日本のネットユーザーが海外のサイトに書き込みをするのは珍しいことだと思います。すこし感想を述べさせてもらうと、三者の議論はかみ合っていません。相手の錯覚を論理立てて指摘することが必要だと思いました。

●台湾では、南京大虐殺のようなものは教えられていない? 海峡を挟んだ心の大きな溝

大陸側ネチズンは学校教育内において南京大虐殺に対する政府見解を学習しており、強烈な拒否感を持っています。書き込みも罵倒が多く、なぜ彼女を批判するべきなのか筋道立った書き込みは目立ちません。

ところが、台湾側ネチズンの発言では論理立てた書き込みが比較的多く見られ、おおむね冷静です。さらに「そもそも南京大虐殺に関する教育を受けていない。台湾では芸能人の問題発言が発生したことはあるが、ここまで侮辱を受けることは無かった。(大陸側は)大変恐ろしい。」と語ります。また、「我々台湾人は中国人とはまた別の文化を持った国である」という発言も見られます。

北京で中国人の話を聞く限りでは、近い将来に台湾が「戻ってくる」と思っているようですが、今回のネット論争で海峡を挟んだ2地域の人の心に大きな温度差を感じました。また、大陸のネットユーザー(おそらく若年層)の日本に対するイメージの悪さも再認識しました。彼らが経済の主役となる今後約20年は、日中関係に大きな障害が残るでしょう。

精神的な近代化が遅れている中国、精神的な退化を起こしている日本若年層。知人に言わせれば「DQNのレベルはどっちも同じ」です。

※補足

一般記事向け原稿(ボツ)なので書かなかった部分がありますが、この騒ぎは彼女流の大陸に対する強烈な風刺の結果なのだと思います。

大陸にいる外国人は、共産政府の言うとおり台湾と中国が併合すると思っていますが、私の台湾人の知り合いなどの気風を見る限り大陸とは一緒になりたいと思っていないと思います。なにしろ、彼ら大陸出身者は共産党に殺されるからという理由で台湾に逃げてきたわけですし。日本人よりはるかに共産政府の本質を理解しています。金を持っていて、政治的軍事的に弱い立場になれば、殺されて身ぐるみ剥がれるのみです。

こちらの記事は更に良くまとまっています。

http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/148162

ITエンジニアの陥りやすい罠

今日一日は、先にも書いたとおりネットユーザーの動向観察と、東アジア経済圏の国際情勢を追っていました。ああ、勉強すすまない。

高学歴者、知識労働者の陥りやすい落とし穴は、物事を一点集中で見てしまうことです。ついこのあいだまでの私もそんな感じでした。IT業界の先細りの大きな原因は、彼らのその行動特性にあると思います。すごく簡単なIT化で幸せになる中小企業って多いんですよ。なのに優秀なエンジニアは、大手企業で飼い殺しになってます。足元に広がる大きな市場を見落として、見かけ単価の高い(けれども、 時間単価の安い)花形の仕事、たとえば公共事業などの大型案件を目指しています。

私がふつーのネットワークエンジニアにありがちな、CCIEを目指さなかったのは、こんな日本の現状に対する問題意識があったからでした。ピラミッドの上部にIT化が行き渡った今、下をねらわんとダメでしょう。Googleにしろ結局は「簡単さ」と「シェア(幅)」で勝負しています。

たとえば、大手を含めSIerが出張介護みたいに中小企業向けIT介護サービスをするべし、と。

こんな話を、知り合いのIT記者の人に話したら、同意はしてくれたものの「ぶっちゃけ、(記事的に)売れないんですよ。日本はIT業界を放棄したほうがいいんじゃないか」と、外山恒一みたいなことを言われてがっくり。 ITメディアにもダメの烙印を押された日本IT業界は完全にドツボに嵌まったようです。帰国してから、どんな仕事するんでしょうか、私。

ちょっと気持ちの悪いこと

今日はちょっと調べごとをしていました。中国ネットユーザーの反日感情に関する動向です。一般読者向け記事としてはボツになってしまいそうなので、数日後にこちらで紹介しようと思います。物事の裏側の解説をしないと本質的な解説にならないのですが、残念ながらITエンジニアの興味を引けない。ITエンジニアに足りない部分が、そのITエンジニアに届かないのが悔しいところです。

こっちの大学の気持ちの悪いことといえば、学内に学生運動の看板が無いことです。北京大学も、清華大学も、まるでドラマのセットみたいです。

たとえ考え方が青臭かろうが、一番野心あふれる時期に大学でのほほんとしているわけがありません。社会の何かに問題意識を持つ学生がいてもいいはずなのですが、ぜーんぜん無いんです。おかしい。夜遅くまで図書館にこもったり、バスケに興じている姿を見ると、なにか不健康なものを感じます。ああ、夜の闇の中でちちくりあっている学生はいますけどね(笑)

知識と知恵は違うんだと、強く感じました。悪知恵に関しては、学生であっても買い物などで容赦なくだまされているので、彼らの腕前はかなり鍛えられていると思いますが(苦笑)。 一人っ子として育った彼らは無邪気に「台湾は中国だ」と言い、南京大虐殺の見解をそのまま信じています。

文化大革命などではしごをはずされた経験や、それを見ている世代の人たちは、やはり口には出しませんが政府を信じておらず、信じられるのは金だけという感じです。

政府の「ぐみん化政策」(あえてひらがなです)は、 おおむね成功しているようです。

世貿天階のZARA

北京で一番困ることといえば、洋服です。すこしはマシになったとはいえ、町にあるのは韓国のデザインの服ばかりです。若者文化は韓国を向いているので仕方ありませんが、かなり野暮ったいものです。

女の子の服は、チャイナっぽいものを着れば可愛く見えるのですが、男は悲惨の極地です。こちらでは、男性が外見に気を使うなんて文化はまだまだ育ってないので、チャイニーズマフィアみたいなカッコの服を着る羽目になってしまいます。

永安里に、 世貿天階というショッピングモールがあります。まだ出来たばかりでガラガラなのですが、日本で言えば六本木ヒルズ的なものを目指している感じです。目印は、巨大な屋根。中に発光ダイオードの映写装置が仕込んであります。天井に巨大な魚が泳ぐ景色は圧巻でした。

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ZARAという店が入っていました。日本にもあるそうです。私はこの方面には疎いので、ぜんぜん知りませんでした。品揃えは大変よろしく、女の子がちゃんと女の子に見える服を売っています。これは北京ではすごいことです。値札を見ると、そのままユーロの値札の上から値札を貼っていたりもします。生産地は中国のものは少なく、スペイン、ポルトガル、チュニジア、ビルマ、カンボジアなど各国で生産されているものを持ってきているようです。

値段も日本に比べて安いと思います。日本に持って帰っても着れるものを買うのであれば、ぜひここに来るべきだと思いました。びっくりです。
他にも、かわいい服を扱う店や、まともな下着屋さんなど中国では入手しにくいものを扱う店が入っていて、一緒に行った同学の女の子は「ようやく下着を買える場所を見つけた」と安堵していました。
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北京の腐女子が紫竹院に出現

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今日は北京芸術博物館へ。万寿寺というところにあります。バスで30分ほど。

ぺけぺけ歩いていたら、向こうから何故か巫女さんが・・・。えっ???。

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コスプレ娘6人ほどで撮影会をしていました。とりあえずお約束としてツッコんでみます。

「にーはお、日本人ですか? 服を見る限り、日本人でしょ、おたく。」

「YES」

「俺、中国人www」

向こうも爆笑してました。

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金持ち留学生事情

2chで、やんごとなきお家柄の女王様のスレッドが祭りになっています。
まあ、お金持ちの留学事情は、どこも同じですなと思う今日この頃です。身銭を切らないで遊びほうけられる方々がうらやましい。留学は社会経験5年後にすべきです。人格形成の一番大切な時期に、世界各国のドラ中のドラたちの中に放流すればどうなるかなんて簡単に想像がつくでしょう。

たたく2chの連中も、ぶーたれていないでお金稼ぐこと考えたらどうかと思います。たたいても、彼らは隠れて無駄遣いするだけで解決しないですからね。

一部の華僑の子女の性格を見ていると、野放しで成長するとこんなもんでしょうと思います。親の苦労を見ていないと、ドラになります。

少なくとも、留学先にお金を落としていくので現地の人はありがたく頂く、という経済のしくみで大切なお客様として扱ってはくれますが、おそらく軽蔑されてるでしょうね。
http://www.j-cast.com/2007/02/01005277.html