お茶のビジネス競争

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国営企業時代は必要のなかった広告が、今の中国では急速に伸びています。このバスの車体にも、車体広告がびったりと。この広告主は、茶の販売の老舗、「呉裕泰」です。おなじく老舗の張一元と競争して、チェーン店を急展開しています。

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北京には無駄に思うほどお茶の店が多くあるのですが、これから違った展開になってくると思います。これら老舗は自社の契約茶畑を持っています。普通の店は福建省や安徽省などの茶商から仕入れるわけですが、どっちが勝つのかなと。まだ始まったばかりなので、すこし見てみないと優勢劣勢がわかりません。老舗がペットボトル事業に参入してくれば、勢力図は一気に変わる気がします。やはりこちらでも手軽なペットボトルが売れていて、カン父傳やサントリーがシェアをとっています。

こちらの茶芸も、潮州や台湾のビン南系の茶芸だったりして、歴史はそれほど深くありません。北京の人はジャスミン茶が好みです。可処分所得が増えると、お茶に対しても少しはお金を使うようになるんじゃないかと思います。いまでも、贈答用に高いお茶は売ってるんですけどね。

張一元にいったときに、トラックから店に搬入していました。

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