北京自動車ビジネス

いま、北京ではものすごい勢いで自動車が普及しています。

シトロエン Brick Hyundai マツダ 日産 トヨタ プジョー アウディなどなど、 どこにこんな金があるんだと思うほどです。公共交通システムが貧弱なことと、単位制度(職場単位で、ひとつの街を形成している)が崩れて住居を職場の外に求めることが増えたため、通勤用に車を使っているようです。そのため、市内は大渋滞を起こしています。

もっとも、実用というよりは車を所有する見得の部分が大きいと思います。 金ができると、家電製品を買い、家具を買い、カメラを買い、車を買う。かつて日本で起きたことと同じことが起きています。

街で見かけた自動車用品店。オートバックスみたいなものですが、日本のそれより高級感を重視している感じです。

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車より先に風呂をなんとかしろといいたいところです。たまにしか使わない物に囲まれた生活よりも、高品質な日用品に金を掛けるべきなのですが、そもそも良い生活を知らない彼らにとってQuality  of   Lifeにまで考えが及ぶのは、10年後かもしれません。

北京一周おかいものツアー

隣のクラスの同学と一緒に、北京一周おかいものツアーにいってきました。

今日の北京は猛烈な風が吹いていて、体中が砂まみれです。たいへん体にわるい気がします。木の葉もどんどん落ちています。が、ことしの北京は紅葉がまるでダメです。木は全体が緑のまま、黄色くなった葉っぱから落ちている感じ。

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まずは、1時間半ほどかけて、ちょうど市の中心をはさんで反対方向にある、潘家园古货市场へ。ここで、表千家で習い始めたといういとこに送ろうと茶道の道具に見立てて使えるものを探しにいったのですが、ぜんぜんダメでした。たしか2年前は、貴州省の苗族の布製品など素敵なものが有ったのですが。玉製品(もどき)の扱いが増えていて、混沌感がすくなくなっています。

シルク製品も少しあったのですが、微妙に品質に納得できないものがあります。袱紗や合切袋に見立てて使えるようなものは、見当たりませんでした。
その後、馬連道の茶葉市場へ移動。30分。ここでは紅茶を仕入れるのと、鳳凰単叢 (凤凰单枞)を仕入れるのが目的です。紅茶はなんとか仕入れることができました。ここにいるのはほとんどが安徽省 福建省系の茶業者なので、広東省の鳳凰単叢は扱いがほとんどありません。さらに、プーアール茶の店が異常に増えています。

しかたなく、隣の京闽茶城にいきます。ここには、2年前に訪れたときに気に入った店があったのですが、市場全体が立て替えられていて再訪不能になっていました。こちらもプーアール茶が多いです。5割が鉄観音、3割がプーアール茶、その他2割という感じです。

てきとうに入った店で、9種類試飲をして紅茶と単叢を購入。味は、まあまあです。値段の割りには品質が良いので納得でした。2時間ほどのんびりお茶を飲ませてもらいました。同学もおもしろがっていて、ひと安心。

前回、马甸桥の店では着香品を飲まされたりして大変でした。いずれにせよ、青茶系の鉄観音の扱いは多いのですが、どれもこれも品質は良く有りません。
3環を突っ走る特急バスで30分かからずに学校到着。 馬連道がこんなに近いのであれば、けっこう気軽にいけます。

で、今日も目的だったいとこの誕生日祝いの品物を購入できませんでした。ほんと、北京っていうところは物が多い割には物の少ない街です。とほほ。

おたんじょうび

同学がお祝いしてくれました。感謝。

いつもは自分でつくっていましたので、こういう経験は久しぶりです。

悪乗り仲間の美国人同学丹尼士と、いつものように悪乗りして一緒にケーキカット。悪ふざけが過ぎて、授業崩壊が起きてしまったこともあり(ごめんなさい)

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授業に遅刻すると、一曲歌うと言う罰ゲームがあるのですが、私は遅刻しないことにしているため今まで歌っていませんでした。めずらしく一曲うたいました。「涙そうそう」 歌詞の説明は、適当にごまかしました(笑) 平井堅の「瞳を閉じて」を歌いたかったのですが、さすがに高域をマイクなしでカバーできるほどの喉は持っておらず断念。

夜は相互学習相手と一緒に、日本人経営のイタリア料理屋。実はファーストフードを除いて、中華以外を食べたのは、北京到着以降初めて。ひさびさに明太子スパゲッティを食べて満足です。麺は材料の質が最高というわけではなかったのですが、大変美味しかったです。相互学習相手は中国人なので、はじめての洋食に難儀していました。

誕生日前日

昨日は9時半まで学校で勉強。帰ってからも勉強。おかげで朝は疲れておきるのが大変でした。

勉強はあいかわらず大変ですが、老師の言うことがわかるだけマシになりました。成績は、真ん中あたりだと思います。記憶力・吸収力では若者にはかなわないところがあります。ただ、勉強をがんばっているだけあってそこそこの位置をキープしています。ただ、満足してません。文法や単語が口から出てこないんですよね。もともと無口なのも理由のひとつです。

さらに、最近は漢字をものすごい勢いで忘れています。脳が退化していることに否が応でも気づかされます。

どんぐりの背比べではあるのですが、クラスで頭ひとつ出ているのは韓国人の若者、次に英国華僑の若者、その後のグループあたりに私がいます。ところが漢字知識に助けられているだけで会話自体は隣のタイの華僑の女の子に負けています。ところが、彼女は漢字が大の苦手なんですね。筆記試験だと文字を書けなくて困ってます。

おもしろいことと言えば、各国人によって発音できない音があるということです。

タイ人

xian qianの区別が付かない。

韓国人

yu の発音ができない。

日本人

li riの発音区別ができない。an angの発音区別ができない。
発音関係は、日本語にない音が多いため発音するのが大変です。とくにrの音などは、日本語では使わない筋肉を使うのか、発声が非常に大変です。発声練習では発音できても、文章を読む中で他の音と連続で発声すると口を動かすのが間に合いません。
こんな凸凹の留学生たちが一斉に朗読すると、むちゃくちゃな発音が混ざってとんでもないことになります。やはりネイティブとの会話が大切です。

中国人に日本語を教えると シ ジの発音が苦手だったりするので、お互い様です。

で、明日は誕生日なのです。冷静になると、ちっと嫌になります。でも、見た目は中国人の25歳より若いです。これだけは、仕事やめて良かったと思います。

オヨメサン欲しい。

イスラム食堂のナン

北京でもけっこう美味いと評判(でも学食なので雰囲気がない)という学内イスラム食堂。服務員も、みんな新疆の顔をしています。

今日は昼休みが1時間しかなかったため、ナンを買ってかじることにしました。1枚3元で、おなかいっぱいになります。焼きたては熱々で香ばしくってとても美味しい。ただ、やはり途中で飽きてくるので、肉系のトッピングが欲しいところです。ただ、ここの羊肉串は1本2元と、ちょっとお高め。そんなわけで、学食にいってコロッケと魚のフライを購入。味は冷凍食品のそれですが、たまに食べると懐かしくなります。

ここのナンをもちかえって、そのままピザの土台にしたら、むちゃくちゃ美味しいと思う。。。。ぜひ美味しいトマトソースとあわせてみたいものです。

大騒ぎするほどではないけれど、日本にいる食事仲間もろもろの方と一緒に食べたい味です。
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