火病

ちょっとこの2日ほど、担任老師がご立腹です。

原因は、韓国人同学の頑固さ、というか火病によるものです。彼女がみょうちくりんなロジックで答えるのを老師が直すと、彼女は烈火のごとくむきになります。老師も筋を通して(中国人の思考回路で)説明するのですが、彼女は韓国人の思考回路?で屁理屈をこね回します。

白黒をはっきりつけない回答をするのは日本人も同じような文化なので理解はできるのですが、おかげで事業の時間を大幅ロス、勘弁してほしいものです。

今日はさすがに頭に来たので、さっさと終わらせようと発言しました。老師いわく「この回答は正しい。」日本人からするとYES/NOがはっきりしすぎててつっけんどんなのですが、中国語では白黒をはっきりさせてから説明を述べるのが良いようです。
そして、また彼女の火病が始まりました。うんざりです。韓国人の社会人留学生に「あれ、どう思う?」と聞いてみたら「彼女は頑固だ」とばっさり。

せっかく昨晩 がんばって夜なべで予習したのに無駄になってしまいました。

ところで、今日も宿題おわらないのですが、なんとかならないものでしょうか。とほほ。

水道。。。。止まった

22時すぎに同居のjulienが駆け込んできました。

「水道とまった」

そういえば、水道料金を払い忘れていました。日本だと翌月に合算になるけれど、こっちはいきなりとまります。おそろしや。

水道のコックは管理会社がかぎを持っているのか、扉があきません。明日の朝いちで銀行にいって、その後交渉してあけてもらうしかないか。

授業出られないけど、これも修行。とほほ。

香港の老婆餅

※もう時間がぜんぜんないので、書きだめ記事です。
同学が帰省するというので、お願いして買ってきてもらいました。香港の老婆餅。

ちょっとむかしの仕事を思い出してしまいました。出張帰りに香港で甘いものを買い込んで帰国し、 同僚の女の子たちと一緒に食べたものです。今ではみんなちりぢりです。

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ちょっと中は崩れてしまいました。
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中はぎゅうひが入っています、味もおとなしく、茶菓子に最適です。

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授業再開

ひさしぶりの授業が非常に楽しいです。スパルタコースなので、宿題や仕事が重なると時間的に非常に苦しいのですが、やはり総合科目の高老師の授業はすばらしい。

というわけで、泣きながら作文書いてます。今日中に仕上げて、明日は仕事をしなければいけません。昨日は昨日で口語の発表があって一晩使ったし、明日は商貿口語の授業で口頭発表があります。こちらにきてから、最大の山場なきがします。6月後半にはHSKが2連発、最後に期末試験です。とほほ。

さて、もうひとふんばりします。週末は、突発で西安に行くことになりました。

山東省語学実践4 孔林 孔子墓所

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わが家は朱子学の学者だったという言い伝えが残っています。理由は、大隈半島の豪族だったんだけれど島津に滅ぼされて(苦笑) 剣を捨てて学者として(実際には内政実務家でしょうが)生き残ったんだとか。儒学の家の末裔としては、曲阜の孔子墓所を訪れるというのは感慨深いものがあります。

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孔子の墓所は柏(ヒノキの一種)の森になっています。林床は下草がびっしりで、日本の暖帯の森にそっくりです。中国のひからびた大地を見慣れた目には、日本に戻ったような懐かしさを感じました。植生も日本のそれとほぼ同じでした。テンナンショウの一種があったので、写真を撮ってみました。ひさびさに植物に交われて幸せでした。

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この森は孔子一族が墓所として利用しているため、いたるところ10mおきに土饅頭があります。すべて墓だと思います。その中心部にあるのが、少し大きめ、しかし大きいとはいえない孔子の墓でした。人が多すぎて写真をとるのが大変です。

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孔子の墓のほんとうにすぐ隣に、子貢が6年にわたり墓のそばで喪に服した場所の碑がたっています。まさに歴史の舞台なのですが、気にする人も少なくひっそりとしていました。私はこっちの景色が気に入りました。
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山東省語学実践3 嶽廟

昼食を食べたら、いきなり雨がふってきました。小さい山とはいえ、1500mあるので天候も不安定です。予定変更で明日の朝に行くはずだった嶽廟(daimiao)に行くことになりました。

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贔屓(ひき) 龍の9番目の子供だそうです。龍と亀と、その他何かの動物を組み合わせたものだそうです。彼の役は石碑を背負うこと(苦笑)

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ウクライナ人同学が、なりきり写真にチャレンジしました。肌が真っ白で背丈があるので、むっちゃくちゃ綺麗です。

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歴代皇帝に関係する建物なので、紫禁城の建物に匹敵する規模です。なかなか見ごたえがありました。この建物と、紫禁城の大和殿、孔廟の建物が中国でも特に大きな建築だそうです。
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城壁も大変立派です。

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1907 PEKING to PARIS 3rd Rally 2007

ちょうど今朝、八達峰高速道路を北に向かっていたら、クラシックカーの一群に会いました。超かっこいい!。俺もこんな車が似合うオヤジになりたい!と長年思っているのですが、クラシックカーを養うお金が出てきません。いまは自転車で手一杯です。

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このラリー、しらべてみたら100年の歴史があるそうです。今回で第三回目(笑)長く途絶えていたみたいですね。

北京-パリラリー 公式サイト

ルートマップ 

とりあえず、この67号車を応援したいと思います。がんばれ。

山東省語学実践2 泰山に登る

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ホテルで食事を摂ってから、泰山に向かいます。

老師いわく「われわれはもう年だから、みんなロープウェイに乗ることを薦める」といっていたので、歩かないつもりでいました。太極拳の 仆步(ぷーぶー、片足でしゃがみこむ動作)のおかげでひざが壊れているので、あまり歩きたくないし低気圧の関係で気分も悪いです。天気は曇りで暑くありません。

ところが、昨日泰山をみている別の班の老師が「ぜひ登れ」というので、ちょっと心が動きました。バスに乗っていたら、植物が面白そうです。シダ写真も撮らなければいけないし、とりあえず登ってみることにしました。ちょっと軽い吐き気がするのですが、だめなら途中であきらめましょう。 バスで中腹までのぼり、そこから1600段の階段を登ります。高度差は600mほどです。

階段の途中に、参観ポイントが点在しています。ここ泰山は道教の聖地みたいです。皇帝が神に祈る場所です。

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あちこちに、大麻がぼこぼこ生えています。 こっちでは吸う文化が無いみたいですし、繊維用の普通の農産物っぽいです。

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シダはイヌワラビ系があった程度でした。がっくし。

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こんな感じで、ずんずん進んでいきます。老師たちと一緒にゆっくり登ったのですが、毎日1時間の太極拳のおかげか、まったく息があがりません。

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最後ののぼりです。前にいるのは前の学期の担任老師。

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結構、あっさり登ってしまいました。すこし送れて三遊亭楽花生師傳が登ってきました。ここから標高差100mほどで山頂です。昼飯は山頂手前のレストランです。

下ってくる担任老師とすれ違ったときに

「おお、登ってきたか。あと50mくらいだから山頂を見てきなさい」

「わかりました。ところで、老師はどこにいくんですか?」

「食事の場所にいく」

「方向まちがってますよ?ここからすぐ上です。」

どうやら、老師は方向音痴みたいでした。

そして、楽花生師匠を引っ張って歩いていると、ほどなく山頂につきました。山頂には祠があります。

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山頂に立つ廟は小さなものでした。そして、さらに遅れてあがってきた楽花生師傳曰く「メシ、どこ?」 「え?下だよ。」「まじかよー、俺、完全にメシの場所に行くと思ってきたのに」 そら、老師と俺のやり取りを聞いてないほうが悪い(笑)

彼は「牛に引かれて善光寺参り、ならぬ泰山参り。学校の旅行じゃなかったら、ぜってー来ないけど、来てよかった」とつぶやきながら、昼飯はまだかと眼で訴えていました。

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そしてお決まりの馬鹿写真にチャレンジです。山頂で太極拳してみました。視界ゼロなのが悔しいところですが、風に向かいながら単鞭を決めてみました。

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湧き上がる雲が神秘的な山でした。中国人が好むのも良くわかります。

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山東省語学実践1 列車の旅

北京五輪まであと444日! 情勢が不吉さを増す中で、われわれ留学生たちは寝台列車の旅に出かけます。最初の目的地は、五大山のひとつ「泰山」です。

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いつ見ても大陸の駅は良いです。遠くから見ればの話ですが(苦笑) いちばん奥にCRHが見えます。日本の新幹線車両です。

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耳栓をしていたので、まわりのいびきも気にならずに快適でした。明るくなって入線した先は済南駅。ぜひとも行きたい町なのですが、今回は素通りです。 黄河の橋は気がつきませんでした。残念。

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ちょっと優雅な列車の旅です。客車の等級は硬卧なのでお世辞にも気持ちいいとは言えませんが、窓の外を流れる大陸の景色がいい感じです。

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列車は静かに駅につきました。ここは泰安市、わが弟子の故郷の隣(っていっても、どれほど離れてるんだか)だそうです。

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