オギノのフレンチは確かに力強い

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日本ではあまり見ない力強さを感じるフレンチですね。私はもっとフランスっぽくてダサいのがいいのですが、今時の若いコックさんなので繊細さと力強さを両方兼ね備えた料理が出てきます。お値段もフレンチとしてはおねうちかと。

いま一番日本で注目されるべき店かもしれません。デリカもやっているので小さい店でもいい材料が入ってくるのだと思います。コックさんは完全に体育会の人でした。やはりコックは体力が重要なんですね。

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二人でいくと、シェア前提でべつの料理出してくれるのが私的にはポイント高いです。

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私の中では、日本に二番目に好きなフレンチですね。一番はベルナール アンクティルさんの作る料理ですが、今はお店をやってません。なので今のところベストです。

ドラフトビールは子供の飲み物だ。本当の男はエールを飲む

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留学中の友人がそう習ったそうです。常温のエールなんてそんなにうまいのかと思いましたが、現地の酒は現地で飲んでこそ味わい深いと実感しました。

ここイギリスは日本よりずっと寒いのです。緯度的には樺太並みかもしれません。日本と同じく多湿の気候ですが朝晩は冷えますし昼も全然暑さを感じません。こんな気候ではキンキンに冷えたビールよりも、常温で甘みと苦味が混じったようなエールが美味しく感じます。

こちらのパブで使われているサーバーは手動です。大きなポンプを動かす感じで注ぐエールはみるからに味わいがあります。口に含むと気温よりちょっぴり低い温度で口と喉をゆっくり香りで満たしていきます。ビールよりもゆっくり、また体に悪い感覚がなく馴染んで行くような、そんな飲み物です。

エールにはつまみはいりません。かなり複雑な旨味が含まれているのでエールだけで満足できます。パブで昼間から呑めるのはいいですね。また、地元の醸造所がたくさんあり何種類も試す楽しみがあります。もうちょっと長居をしていろいろ味わいたかったのですが弾丸トラベラーの定め、銘柄を覚える間もなく離れることになってしまいました。

パブ巡りは間違いない観光です。

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本場のフィッシュアンドチップスは食事です

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いろいろマズイとかネタにされまくるフィッシュアンドチップス。日本のものとは大きく違いました。結論からいうと悪くないです。

魚はタラですが、cod haddockの二種類があります。ビール大瓶サイズの半身がどどんとサーブされます。衣はビール入りでぼてっとしてます。スーパーの揚げ物惣菜だと思えば間違いありません。

これに今時はやらない大きな切り方のポテトがつきます。ポテトフライがチップスという名前です。

これに箱が崩れるのも気にせず酢をドボドボかけて渡されます。酢のバランスは悪くないですし塩もかかってるのでまあ普通のジャンクフードです。二郎系ラーメンとか好む日本人はもっと自虐ネタで世界に発信すべきだと思います。自虐マーケティング成功例がこのフィッシュアンドチップスでした。

しかしでかい。英国ではミールという位置づけで酒のつまみではないんですね。