いま、北京ではものすごい勢いで自動車が普及しています。
シトロエン Brick Hyundai マツダ 日産 トヨタ プジョー アウディなどなど、 どこにこんな金があるんだと思うほどです。公共交通システムが貧弱なことと、単位制度(職場単位で、ひとつの街を形成している)が崩れて住居を職場の外に求めることが増えたため、通勤用に車を使っているようです。そのため、市内は大渋滞を起こしています。
もっとも、実用というよりは車を所有する見得の部分が大きいと思います。 金ができると、家電製品を買い、家具を買い、カメラを買い、車を買う。かつて日本で起きたことと同じことが起きています。
街で見かけた自動車用品店。オートバックスみたいなものですが、日本のそれより高級感を重視している感じです。
車より先に風呂をなんとかしろといいたいところです。たまにしか使わない物に囲まれた生活よりも、高品質な日用品に金を掛けるべきなのですが、そもそも良い生活を知らない彼らにとってQuality of Lifeにまで考えが及ぶのは、10年後かもしれません。