上海博物館

最後に参観したのは、上海博物館。しかし、同学の大部分はさっさと出て行って近くの南京路あたりで買い物をしていたらしい。ま、これは仕方の無い事です。

こちらの博物館、前回 の訪問では訪れなかったところ。ま、前回は合コンだったので。。。今回はしっかり見てきました。観客は外国人ばかりです。ヨーロッパ系と、日本人が特に多いです。

展示内容は多岐にわたります。青銅器なんか見てもまったく面白くないのですが、陶器は当然おもしろいです。ただ、紫砂の展示はほとんどありません。あるにはありますが、あくまでも「とりあえず」という感じで、まったく見所を感じません。

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特に良いのが書画と篆刻です。篆刻は個人コレクションの寄贈を受けているらしく、コレクターの執念を感じるものでした。鶏血石の名品など、いまでは掘り尽くされているようなものをしっかり見てきました。撮影はOKですが、フラッシュはNGです。望遠レンズをつけてこなかったことを後悔しましたが、今回はカールツァイスの単眼鏡を持ってきたので、細かいところまでしっかり観察してきました。

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上海

二度目の上海です。

外灘-老皇廟(豫園)というおきまりのコースでした。

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夜は、 夜遊びをしたいという同学を案内して衡山路へ。彼らが入ったのはクラブでした。うるさくて耳が壊れました。夜遊び自体はまったくつまらなかったのですが、帰りのタクシーで夜の洋館を眺めたのが良かったです。

翌日は、ホテル近辺を散歩します。 地元の市場を見つけました。上海で一番おもしろかったのは、ここでした。

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烏鎮の老街

杭州から上海に移動する途中、水郷に立ち寄って参観しました。完璧に観光地です。
今朝はあいにくの雨でみんなめんどくさそうです。老師が私に言いました。「雨が降って残念だね」 私「そんなことないですよ。雨が降って雰囲気が良いです。」 老師「たしかに”浪漫(らんまん)”だね。」

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足元がぬれて気持ち悪いですが、真上から降る雨なのでそれほど濡れません。それよりも、団体旅行の客が多くて閉口しました。通りがかった一団は、高齢の女性の衣装は民族衣装でした。阿里山旅遊組合の帽子をかぶる人がいたので、もしかして台湾の高山族でしょうか?なかなか興味深いものがありました。

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町には人がちゃんと住んでいます。この地方の建物は隙間だらけで、屋根がある以外は外と気温が変わらない気がします。比較的暖かいとはいえ、道からベッドが見えますし、かなり寒いのではないかと思います。

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ほかには、資料館などが街中に散在しています。内容は、まあまあでした。日本人観光客もいっぱいいました。だいたい60代の団塊世代です。大きなカメラを抱えた趣味人もいます。きっと彼らの目には、私が日本人だなんて到底見えないでしょう。

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テーマパーク部分の町を抜けると、ふつうの町が続いています。みやげ物やもありましたが、さびれた感じがたまりません。

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梅家塢龍井

寺を見た後は、龍井茶で有名な梅家塢に行きます。なかなか味なツアーです。

バスの中で、主任老師が同学に向けて話します。「龍井茶は非常に高価です。一番いい物は、江南地方の人が買いますが、自分では飲みません。”ぺきん”の人に贈り物にします。高価であれば高価であるほど良いのです。」(それって”わいろ”ですね)「卒業するときに、老師にも高価なお茶を贈りましょう」と、ジョークを飛ばしています。「二番目にいい物は、日本人が買って行きます。最近では、ヨーロッパ人も買います。」「見学先では、品茶をすることができます。味覚を試すいい機会です。 」などと、意味深なことを言います。

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観光客向けの施設に到着しました。周恩来首相や、エリザベス女王の訪問写真などが飾って有ります。茶畑の中に豪華な建物がたっています。また、近所の農家も農家とは思えない贅沢な新築ばかりです。近年の龍井茶の高騰により、この地域の茶農家はバブルに沸いています。

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40人くらいづつ、個室に分けて入れられました。同学に「おまえは茶の専門家だから、前の方に」と言われますが、後ろでおとなしくしていました。説明とサービスに3人の服務員がつきます。一人の女性服務員が、英語まじりで説明を始めます。彼女曰く、 一番良いお茶を用意したと言っています。

コップに茶葉をいれ、お湯を注いで全員に配られました。みたところ、お世辞にもいいお茶とは言えません。がんばってもクズはクズです。ご大層な説明をいただく間、お茶の香りを確かめ、口に含むと、まったく味気ないものでした。隣の韓国人同学が「これの品質はどうよ?」と中国語で聞いてきたので、「大不好(ぜんぜんダメ)」と答えます。

茶葉の香りの違いを、3種類の茶葉で比べて見なさいといいます。明前茶、雨前茶、夏茶の3種類です。一番いいのは明前茶だと説明があります。たしかに一般的にそうですが、、、茶葉もやはりクズ茶の部類でした。担任老師が眉間に皺を寄せて「違いが分らないんだけど、Yuli、君はどう?」と聞くので「みんな大して変わりませんよ。品質わるいです」と答えます。元の葉もわるいし、なにしろ保存が悪すぎます。

おかげで、吾が班の同学は騙されずにすみましたが、他の班の同学たちは何人か、高価な茶をつかまされてました。100gで200元だそうです。一番高いのを3つ買うと、二番目のお茶を100gおまけするそうです。私はさっさと席を立ちました。

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美国人同学が英語でつぶやいていました。「Magic show….」

この投稿、なんどもエラーで弾かれました。ぺきん わいろを漢字で書くとダメみたいです。こっちはいろいろ大変です。

太りました

杭州のホテルに、体重計が置いて有りました。

ヒマなので乗ってみると、65kgという信じられない数値。トイレを済ませても63kgです。漸く以前の体重に戻ったと言う噂もありますが、このまま放っておくとブタになりそうなので、その晩はあわててスクワットと腹筋運動をしました。2日ほどダメージが残った。。。。

最近は栄養的には足りていそうなので、トレーニングをすれば筋肉になることでしょう。怠けないでトレーニングしなければいけません。勉強も多いというのは理由になりません。怠惰を戒めることにします。問題は、床が汚くて腕立てをしたくないことです。背筋運動も。。。。ジムはお金が掛かります。

しかし、この旅は飯が多かった。。。味はイマイチでしたが。女の子の同学もショックを受けていることでしょう、いまごろ。

杭州 霊隠寺

今回の旅で最も気に入ったのが、ここかもしれません。浄土宗の古刹で、弘法大師も訪れている?ようです。境内に弘法大師の像がありました。日本の「日」の字が心ない人に破壊されていましたが。。。imgp1830.jpg

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境内は一部工事中でしたが、非常に見ごたえがありました。

なにより嬉しかったのは、寺のそばの川や山門付近に、いままで見た事のないシダがあったことです。最近、まったく植物のことを考えていなかったのですが、ひさびさにシダを見る事ができて満足でした。次回来るときは、シダキチ連でゆっくり楽しみたいところです。

Microsorium sp. ???

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Pyrrosia sp. ?? ヒトツバに似ていますが、寸詰まりです。

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杭州 西湖

蘇州から杭州まで、高速道路を使って3時間弱で行く事ができます。

高名な西湖の景色は、町のそばにあると思えないほどでした。時間の関係で船に乗って回っただけですが、自転車で一周できたらどれほど素敵かと思います。

篆刻の殿堂である西泠印社で篆刻の印材の良いものを買い求めたかったのですが、今回は素通りです。団体旅行なのでしかたありません。次回は自由旅行で気の向くままに回りたいと思います。言葉もできることですし。
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蘇州 獅子林

拙政園を参観した後は、シルク工場に行きます。昼食施設も併設されていて、ここで西洋式のビュッフェスタイルの昼食。洋食は久しぶりです。

施設内は資料館になっていて、一通り見ると最後にお土産屋が待ち構えているお決まりのパターンです。アメリカ人の観光客が多いのか、売っている服はXLサイズばかりです。今回の旅行の小遣いは500元しかないので、ここではめがねケース(翌日からコンタクトにするため)と、風呂敷に使えそうな布を1枚購入。70元でした。

次に向かうのは、獅子林という庭園です。 拙政園より小さい庭園ですが、石の配置で迷路のようになっており、非常に金のかかっている庭園だと思います。ただ、雰囲気的には他の庭園も似ているので少々食傷気味に感じるものがありました。

蘇州自体は小さな街で、非常に素敵なところです。中国は巨大なものばかりで繊細さに欠けるところが目立ちますが、この街にくると少しほっとする、そんな気がします。

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街で見かけた子犬。

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蘇州の拙政園

夜が明けると蘇州でした。北京より些か夜明けが早いようです。

間抜けな簡字体ばかり見ていると、繁字体を見るたびにほっとするものがあります。蘇州も現在では苏州と書くのですが、駅の看板だけは繁字体です。大陸でも、最近は簡字体では安っぽく見えるのか、高級品の広告などでは繁字体を使うことがあるようです。

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旅行社が用意したバスに乗り込みます。いまの蘇州は小雨の多い時期です。汚い景色が微妙に誤魔化されて良い感じです。行き先は拙政園。蘇州には多くの庭園があり、9つの庭園が世界遺産登録されているそうです。

蘇州は、絹の生産でもっとも有名なところ。絹の商売で財を成した豪商が築いた庭園です。その豪商は、とっくに海外に脱出しています。

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同学はお子様が多いため、当然飽きていました。このあたりは仕方有りません。私はもちろん嬉しかったのですが、若者は西欧風の買い物のほうがいいと思うのはあたりまえ、です。なので、園内は一人で行動していました。

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江南旅行 1

学校の旅行で、蘇州 杭州 上海にいってきました。いわゆる弾丸旅行なので、とってもつまみ食いチックです。

30歳すぎて修学旅行を体験するとは思っていませんでした。同学のやることは、中学生と全く同じというあたりが泣かせます。 タイ人の奇怪な女同学が、本当に奇怪であることが皆に知れ渡りました。

寝台車で、通路を通る同学を襲撃するタイ人の図

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中国の列車は、ほとんどディーゼルです。高速列車は重連構成の機関車で牽引していたりして、なかなかしびれるものがあります。

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