きっぷが ない ない ない

中国の旅で困るのは きっぷの手配です。

今回も到着後に早速切符売り場に並んだのですが、「無」の無常な字が並びます。

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今回、なんとか昼間のきっぷがかろうじて残っていました。たすかりました。ダメならバスで帰らなければ行けませんでした。

切符売りのおばちゃんも、基本的に喧嘩腰なので刺したくなります。

硬座の景色

中国には、すでに新幹線車両が走っていたりしますが、やはり庶民の足はこの硬座。もちろん空調なし、人民と同化できる神経太目の鉄道マニアにのみ許された楽しみです。

でかい袋を抱えているのは、出稼ぎ労働者。袋の中には布団が入ってるみたいです。

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棚はでかい荷物でうめつくされています。さらに椅子なし券の人が椅子とりゲームをしていたりしていて、中国の町がそのまま移動しているような感覚を受けます。寝台車とはまったく違う殺伐とした雰囲気 。

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車内販売の弁当 ぶっかけ飯でした。おそらく、寝台車の弁当とは内容が違います。あまりにも不味そうだったので、手を出しませんでした。

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環行鉄道で見たものは

行きがけにちょうど、ヨーロッパ型の重連電気機関車が留まっていました。写真を撮ろうとしたら係員に制止されてしまったのですが、ちょうど博物館の建物を出たところで、試験走行に出会いました。超ラッキー。カマは仏蘭西製のようです。

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牽引する貨車は65台。たまりません。往年のゴッダルト峠のクロコディールも、こんな感じだったのかもしれません。私はいわゆる鉄ではありませんが、ばあさんの家が川越線の踏み切り脇にあったため、貨物列車には特別の思いがあります。あの最後尾の車掌車に乗りたくて仕方ありませんでした。だって、ばあさんの家って死ぬほどつまらなくて、30分に一本、唯一列車が走るのだけが景色の変化なんですから(苦笑)

毛沢東号は日本製(鹵獲品)

さて、ここの売りは豊富な機関車コレクション。標準軌仕様の巨大機関車たちが山のように連なっています。

なんか、どの機関車もドイツ・日本の形をしています。

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この朱徳号(朱徳将軍専用列車)は、日本製と書いてあります。実際には満州国の満鉄工廠製だと思うのですが。

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操作系も、日本の機関車と同じ感じです。計器類は付け替えられています。

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他の機関車たちも見て、ちょっと、満鉄のすごさにびっくりしました。さすがに大陸鉄道です。日本のC62クラスとはふた周りも違います。マニアのサイトによれば、中国製の機関車は、満州鉄道の機関車の設計図を元にしたものだそうです。
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こちらは、ロシアからの輸入機関車。配管など、パーツ配置の違いがよくわかりました。

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そして、毛沢東号も、やっぱり日本製でした。満鉄マークは見つけることができず、ちょっと残念でした。

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満州鉄道の客車 テンイネ2型展望車

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博物館に入ると、鉄分に満ち満ちた雰囲気。すき物には堪りません。

しかし、視線を左にやると、そこには伝説の客車がありました。満鉄の豪華客車 テンイネ2型です。以前の情報によれば、屋外に放置されているということでしたが、ちゃんと館内に引き込まれているではありませんか。さらに、扉が開いています。係りのおばちゃんが来たので「登って中を見ていいか」「ちょっとだけならいいよ」というではありませんか!!。ホント、中国語喋れて良かった。

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非常に暗い環境で手持ち撮影だったので、ぶれてて申し訳ない。この豪華さ。戦前の満州には、こんな列車が走ってたんです。

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中は、豪華なダブルベッドと、バスタブまでついています。

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スイートの一段下とおもわれる、一等寝台です。

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しびれまくりで、もう死にそうでした。

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鉄道博物館ははるか遠かった(1)

家の前から、けっこうアクセスがいいことがわかった大山子。鉄道博物館も2kmくらいの距離にあります。今日は、鉄のハートを持った同学のお姉さんとバスで出発です。

バスを乗り継ぎ、最寄のバス停まで行きますが、まだまだ歩きます。降りたバス停から1kmほどで、環行鉄路のバス停です。資料によればここから500m。ここには踏み切りがあって、ちょうど長編成の貨物列車が通り、気分が高潮します。

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しかし、ここから延々1km以上歩くことになります。水を持ってこないと熱中症で死にます。。。もう、ほとんどNHKスペシャル「大中国」の景色です。

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そして、殺風景な門が見えました。やる気ゼロです。展示場は500m以上先。がんばるしかありません。ここは中国です。なにごとも大きいことはいいことだ。

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ようやく展示場は見えてきました。

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つづく。