北京旅行中のT氏の希望で、北京のはるか北にある北京航空博物館へ、人民バスでいってきました。直行ではなく乗り換えが入るので、乗り換えで下りるところで非常に緊張します。切符売りのおばちゃんの「つぎは、**」というアナウンスを聞き逃すと大変です。
畑のどまんなかに下ろされてしまいました。360度見回しても、博物館らしきものはありません。こまりました。飛行機が降りられそうな道が伸びています。一応、看板があったので、看板の方向に進みました。1kmほどあるくと、ようやく博物館らしきものがありました。


中は、かなり古めの東側航空機がごろごろしています。アジア最大と謳っていましたが、たしかにアジア最大だと思います。アジア最大のポンコツ飛行機陳列場です。しかし、マニアにはたまらない品揃えです。

A-5戦闘機の群れ。Mig-19のコピー品です。いっぱい並んでいますが、すこしづつ時代が後になっていくにつれて改良されていきます。

Mig-15コピー品らしいです。エンジン整備が大変そうなつくりでした。ドイツのTa183のコピーのコピーです(笑)

これはP-51マスタング。アメリカから国民党軍に供給されたものでしょうか?

朝鮮戦争に参戦したMig-15 この時代は繁字体です。かっこいい。


ここは巨大な地下援体壕です。1kmくらいあるかもしれない巨大なものです。


とにかく、飛行機が並ぶ並ぶ。

野砲も並びます。手前の野砲は、実際に上って遊ぶことができます。


そして、軍用トラックなども朽ち果てています。このあたりが最高に気に入りました。

これはおそらく、ソビエトのイルーシュン2 スツゥルモヴィック 空飛ぶ戦車という異名を持つ攻撃機です。第二次大戦中に、ドイツ軍の戦闘機が撃っても撃っても落ちなかったという重装甲。ほんとうに、こいつは飛べるのかと思うような鉄板の塊でした。

大型の飛行機も並びます。

これは、毛澤東の乗った飛行機だそうです。彼は列車移動を好んだので、どれだけ乗ったのかはわかりませんが、状態よく保存してありました。
最後に、博物館の全景を紹介します。手前の山の下に巨大格納庫があります。入り口の長いアプローチは、飛行機の誘導路だったようです。
帰りは、30元で白タクで近くの町に出て、また2元のバスで帰ってきました。








































