北海公園南口から西に歩いて、西安門というところで巨大な行列が出来ていました。ここは北京でも特に有名な甘栗屋です。天真ではありません、北京市懐柔区の栗だそうです。日本で甘栗といえば天津ですが、これはどうやら港町の名前がついただけのようです。本場北京の味を試します。街で売っているものも、美味しいのからマズイのまであります。
巨大な窯で炒めています。後ろのじいさんが、私の地図を見て「おまえ、北京人じゃないな、どっからきたんだ」と話しかけてきます。
日本人だというとややこしくなるので、いつもこう言うことにしています。「華僑だ。日本から来て、いま中国語を勉強している」じいさん、続けて「お前は日本人か?華僑か?」と聞いてきます。どうやら、100%中国人の血ではないと華僑と認めてもらえないようです(苦笑)
じいさん曰く「ここの甘栗は、特別に美味しいぞ」ということです。みんな、ものすごい量を買って行きます。栗で2kgくらい、さらにひまわりの種も2kgくらい。
30分ほど待って、ようやく買うことができました。待ちきれずに、歩きながら食べてしまいます。ほくほくで、甘くて、皮も簡単に剥けて、たしかにすばらしい味です。というか、止まりません。バスの中でも食べ続け、家に帰っても食べ続け、気がついたら500g食べきってしまいました。
のこりの500gも、ちょこちょこ食べてしまいます。困った。また買いにいかなければいけません。500gで10元です。値段は、他の店で買うのと同じです。