宣化の戦利品です。素敵なフォルムで、薄手の非常に軽い逸品です。青磁の釉薬がかかっています。
光をかざすと透けて見えます。ここまで薄く出来るのは、土の質がいいのと、熟練工が削っているから。いったい、何のために作られた茶碗でしょうか。すくなくとも普通の茶碗には見えません。
724と、数字が入ってるあたりが共産中国っぽいです。すこしは色気を出せばいいんだけど、当時の価値観ですからね。裏さえ見なければ、一級品です。
おまけ、秋の雰囲気の筆立て。これは民国のものだそうですが、風合いと手書きの絵が実に素敵です。