今日は聚中縁の王さんや常連D氏、元常連(いま北京に戻った)池さん、留学生チームで陶朱公館に行きました。王さんからは「えー?広東料理?」とちょっとブーイングが入ったのですが、ここの料理はブーイングを跳ね返すすばらしいものでした。
今回、すこしネガティブなことがかいてあっても、すべての料理は水準以上のものでした。
王さんの注文したインゲン豆のサラダ。豆は普通のインゲンではなくて、日本でも最近うってる長いやつみたいです。あ、食べ忘れた。というわけで評価は遠慮します。
名前を失念。売り切れだった白切鶏の代わりに出てきたもの。最近の中国の鶏は味の劣化が著しいと感じていますが、この鶏は鶏自体の肉の味がすばらしいです。星3つ。
夫妻肺片 モツだけではなく、タンも入っています。紅油と花椒がもう少し効いていればもっと美味しいと思うのですが、いちおう広東料理のお店なのでこんなもんでしょう。星2つ。
干貝炒鶏蛋 干した貝柱を戻したものを、卵白に混ぜて炒めたもの。ふわっとした食感が良いです。星2つ。味が淡白なので印象が薄いですが、料理には淡白な味も必要ですよね。
洋葱排骨湯 スペアリブのオニオンスープ。こんなに美味しいオニオンスープは他では本当にめったに食べられないと思います。蒸しスープです。文句なしの星3つ。
鬼馬蝦菘 エビのレタス包みサラダ。 小海老と、なにかシャクシャクした材料が混ぜてあり、口感がすばらしいです。星3つ。
鍋場豆腐 揚げ豆腐の海老のタマゴ風味 なかなかよく出来た揚げ豆腐だと思います。中華でこんなのを食べると日本料理を思い出します。日本で親がつくる揚げ出し豆腐にちょっと及ばない気がしました。豆腐が少し硬い中国の豆腐なんですね。日本の豆腐ならもっと美味しいかと思います。星2つ。
茶咽鯧魚 マナガツオの茶くんせい風味揚げ。中国人はマナガツオが好きですね。香りがついていて美味しかったです。日本人は魚にはうるさいので少し辛口な評点ですが、星1つです。ちょっと揚げすぎで水分が飛びすぎていました。
香芋扣肉煲 ヤツガシラと豚バラ肉の挟み煮 これは文句なしの星3つです。豚バラ肉の煮込みは途中で脂っこくて食べるのが嫌になりますが、これはうまく脂が抜けています。特筆すべきは崩れそうなほど柔らかく火の通ったヤツガシラにしみこんだ味。芋の甘みと肉のうまみが混然となって舌の上に広がります。肉と芋を重ねて食べるのがお約束です。
涼拌苦瓜 ニガウリサラダ。苦味がすくなくさわやかでかなりの人気でした。
菠菜炒飯 ほうれん草チャーハン。池さんが相当気に入っていました。タイ米を使ったチャーハンです。ちょっとイカの塩辛の風味がしましたが、おそらく中に入っている小さい肉(臘腸)が入っているからだと思います。すこしさめていたので風味はよくありませんでした。なんでさめたんだろ?というわけで星2つ。
小籠包。これは美味しいといえば美味しいのですが、ちょっと期待はずれでした。皮が硬く中の具が少なく肉汁がすくなめで自家製ギョウザにかないません。星は無しとします。
今回はなにより、味にうるさい古い仲間、仲の良い友人同士で行ったので楽しかった。至福でした。
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晩御飯食べたのに、なんだかお腹が空いてきた。いつもながらおいしそう~。
このPENTAXのレンズが素晴らしいんですよ。そんなに高くないんですが。やっぱり写真を決めるのはレンズとフィルム(画作り)です。カメラの速写性はよくないのでスポーツ写真は捨ててます。