夜が明けると蘇州でした。北京より些か夜明けが早いようです。
間抜けな簡字体ばかり見ていると、繁字体を見るたびにほっとするものがあります。蘇州も現在では苏州と書くのですが、駅の看板だけは繁字体です。大陸でも、最近は簡字体では安っぽく見えるのか、高級品の広告などでは繁字体を使うことがあるようです。
旅行社が用意したバスに乗り込みます。いまの蘇州は小雨の多い時期です。汚い景色が微妙に誤魔化されて良い感じです。行き先は拙政園。蘇州には多くの庭園があり、9つの庭園が世界遺産登録されているそうです。
蘇州は、絹の生産でもっとも有名なところ。絹の商売で財を成した豪商が築いた庭園です。その豪商は、とっくに海外に脱出しています。
同学はお子様が多いため、当然飽きていました。このあたりは仕方有りません。私はもちろん嬉しかったのですが、若者は西欧風の買い物のほうがいいと思うのはあたりまえ、です。なので、園内は一人で行動していました。
いつもながら見事な写真に見入ってます。日本は例年より暖かく、紅葉はいまひとつですがこちらの庭園はこれからが見ごろでしょうかね。
こちらも紅葉はダメです。今年は例年にない温暖な秋らしく、色づきがまったく良く有りません。赤くなる前に干からびてる、そんな感じです。