北京にいると、ガスの検針が面倒です。毎回、家の中に入れずに「燃気表の数字を電話で教えろ」という知らせが入っています。今日はがんばって電話をしてみましたが、結局「次回」ということに。まったくめんどくさい。
ところが、北京も5環を越えるとガスがなくなり、いきなり練炭生活の世界です。練炭を満載したオート三輪が暢気に走り回っています。2環の中でも、鐘楼のまわりは練炭生活でした。
こうなるとオール電化かと思うわけですが、電気コンロって実は使い勝手がよくありません。実家で使っていましたが、現状熱量の認識性では確実に利点があると思いますし、電気コンロのほうは調理器具の悪い癖が直接出る気がします。吹きこぼれも予兆なしに一気に発生するので、危険です。
お湯を沸かす、長時間火の心配をせずに煮込むという用途であれば、電気は優れていると思います。日本にいたころの宣伝では、プロの料理人を使って美味しい料理が出来るように実演していましたが、果たして彼らの厨房はオール電化でしょうか?おそらく、長時間の煮込み、スープの保温などは電気を使っているものの、基本的な調理はガスだと思います。作業能率に対して一番気を使うプロの料理人の実際の現場を見るのが一番だと思います。
都市ガス圏内であれば、ガスをメインにして電気屋で外付け電気コンロを買ってきてキッチンのどこかにおいておくのが一番利口な気がします。こちらでは350元、日本でも1万円少々でしょう。
こちらに来て、あまりの料理のレベルの低さに中華調理の勉強を諦めたのですが、汚いながら効率優先の厨房を見てると勉強になります。
自宅のコンロは、ガス3つ、煮込み&保温用の電気コンロひとつ、電気ケトルひとつにしようと決めました。 さて、帰国してから条件に合う部屋が見つかるでしょうか?