爨底下村紀行(1)

北京中心部から西へ80kmほどの、爨底下村に行ってきました。明 清の時代の村が残っています。中国歴史マニアには堪らない雰囲気です。簡字体を使う現在では「川 cuan」の字を当てていますが、本来は「爨」かまど の漢字だそうです。現地のガイドブックには載っていますが、日本では漸く紹介され始めたばかりです。

地下鉄 苹果園駅から白タクで150元、1時間半ほどで到着します。 白タクの運ちゃんの運転が荒く、かなり恐ろしい思いをしました。白タクは白タクなので、あまり態度がよくありません。

ロードバイクで国道109号を走る外国人が居ました。少し行くと、ものすごい坂道になってます。よく走ってきたなと、かなり尊敬してしまいました。

村についてから、村落を散策する前に村のはずれにある、峠に行ってみました。

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非文明な観光客が車をどどんと置いていきやがるので、写真を撮るのに難儀しました。 西遊記でも、三国志でもどんと来い!という景色です。
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峠を抜けると、また山でしたが山肌にへばりつくように畑が作ってあります。このあたりは岩山で、石を組んで段々畑をつくっています。ほとんど岩が露出している地形なので、この土地改良は想像できないほど大変だったはずです。
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真ん中に見える、大きな穴のあたりまで遊歩道らしきものが伸びていたので、いってみることにしました。実際には遊歩道ではなく、作業道でした。崩落箇所もあり、観光客にはちょっと危険な感じです。おそらく、観光用にしようとしたのでしょうが、断念したのではないかと。 断崖絶壁に這うように作られた道でした。
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遠くの谷底に村が見えます。本当に耕地の少ない場所です。宿場町や石炭関で賑わった街だそうです。

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山羊飼いのおじさんがいました。こちらの山羊は毛足が長く、とても価値の高い毛皮が取れそうな感じでした。

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地質は、堆積岩です。主に泥岩でした。巨大な力がかかって褶曲構造を見ることが出来ます。相当の圧力を受けているらしく、ブロック状に崩れています。山はかなり切り立っていますが、片面は地層の表面になるので、本当にまっ平らで土の溜まる場所がありません。

右から、ぐにゃりと曲がった地層が見えるでしょうか。

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本日泊まるのは、四合院の民家です。2部屋借りて100元。ちょっとぼられた気がしますが、1人500円なので良しとします。若き日の劉備元徳が母と一緒に暮らしながら筵を織っているような家で、大満足です。中は温水暖房が入っているので暖かく、特に問題ありませんでした。同学のイビキで、ほとんど眠れなかった以外は。。。。

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晩飯は、羊のいためもの、白菜炒め、焼餅、酸辣湯、ビール2本。朝食ふくめて70元でした。内容のわりに微妙に割高ではありますが、まあまあといったところでしょう。
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Author: damarinz

原来我是北京人,现在在东京,所以我是个“北京原人“

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