Month: May 2007

ひざの調子が良くなりません。よくなっているんだけれど、まだ痛みが取れない。太極拳は見た目以上に膝に負担がかかります。とくに、自分は体が硬いので「痛いのを恐れるな」と老師に言われて、調子に乗って限界近くの動作をするため、関節にきてしまいました。痛む＞直るを繰り返せば、やわらかくなるんだと思います。実際、蹴りは顔の高さまで上がるまでになりました。

で、この膝を治すために2日ほど家にいましたが、少し表に出たいということで行き先を考えます。相互学習相手の女の子と一緒に朝陽区にある「大山子７９８芸術区」に行くことにしました。ここは旧国営兵器工場の跡地に中国の現代アート作家が集まって、ギャラリーやアトリエ密集地になってるところです。

学校から、まさかバス一本で行けるとは思いませんでした。40分で到着です。これって、前回白雲観に行くときに西直門で渋滞に嵌まった時間とおんなじ。

相互学習相手の女の子。山東省済南市出身。専攻が英語で、第二外国語は日本語。私が発音練習を教えているので、日本語の発音は中国人にしてはしっかりしています。まつげの長い美女です。性格も山東省人らしく、日本人に似通った礼儀正さと謙虚さがあります。私がもう少し若ければ相手にしてもらえるのに。。。。　というわけで、ryuくん、お嫁にどう？(笑)

中の景色は、なかなか殺風景で、江西省の国営工場をリニューアルしたときのことを思い出しました。アートと廃墟のコントラストがいい感じです。もしかして、建築費をべらぼうにかけた＊＊現代美術館なんかより、ずっといいのでは（場所代はかかりますけど。。。）

中には、ちゃんとスローガンが景色として残されています。このあたりが外国人うけする理由だと思います。

天井の高さがあるのが、いい感じです。真冬は地獄だと思いますが(苦笑)

私も、現代アートしてみました。

個人的には現代アートは好みではないのですが、 北京の殺風景な環境にいると現代アートでも心が和みました。

今日は部屋でおとなしくしていたのですが、夕方5時ごろに散歩へ。しかし、めまいがしてきました。12時間寝てるのに、おかしい。　食事も朝昼は冷凍カレーとパンです。

というわけで、書く事があまりありません。原稿だけは一本仕上がったので助かりました。

私のお気に入りスポットです。いわゆる世界遺産は人ばかりで見るべきものは少ないと思います。ここ、北京の旧市街をはずれたところにある「白雲観」は中国道教の総本山。ひげをゆった道士が歩く、中国気分満点のスポットです。

乾燥した北京。日向は暑くても、日陰に入りさえすれば涼しく過ごせます。喧騒とした北京の中でも、ここは別世界。本当にいい場所です。

日本でも、なぜか幹事役ばかりしていた私ですが、この3日間、完全にツアコン状態でした。香港人の女の子に気に入られてしまったようです。私が、というより、「私の頭の中の観光地とレストランのリスト」が。実家は相当の美食家のようです。彼女の弱点は、辛いものがダメなことです。北京で美味いのは、海産物を使わない四川料理。つか、辛いのダメという縛りをくらうと、おすすめ中華料理の半分はリストから外れてしまいます(苦)

今日は、浙江省の事務所付属レストランに「乞食鶏」（乞食が、盗んだ鶏を料理する鍋がないので、蓮の葉にくるんで焚き火の下の地中で丸焼きにしたという故事にちなむ）を食べにいったのですが、残念ながらビルの改装中で閉店していました。今日の食事手配は失敗でした。

私の住む部屋の前で売られてた、謎のツノの主ですが、本日被害者を特定しました。

オリンピックのマスコットキャラ(左から2番目)でした。 チベットカモシカです。Go-Tさん、同定ありがとうございます。

被害者のプロフィールは以下に。

http://www.maugoten.com/kamoheya/chiru.html

http://www.bjreview.cn/JP/2002-30/china-30-1.htm

つか、非道きわまりないと思うのですが。。。。。道端でパンダの毛皮を売ってたら、どうおもいますか？

白雲観の隣、白雲路ぞいにあるお店。昼飯にとびこみました。いぜん春節のときに羊肉串を買った覚えがあります。　店の前には食事に来た人の車が並んでいて、満員でした。

ここの名物は、火焼だそうです。見た目、聚中縁餃子の鉄板餃子にそっくりです。

味も、聚中縁のそれに、かなり近いものがありました。今回頼んだ中では、茴香猪肉火焼が白眉の出来でした。さっぱりとした香りのウイキョウが口の中を流してくれて、あきがきません。これ、ほんとに美味しいです。

今日はひとり12元でした。麻豆腐とお茶、ビール込みです。安い！美味い！　大満足でした。3つ星です。

いままで、どうしても足が向かなかった天壇公園。一緒に行く勇者がいてくれたので、いってみました。

入場券を買うところで、同学の香港人が早速騙されそうになります。8元のチケットを買うのに、50元を出したら済ました顔で15元を戻してくる切符売り。「聯票（すべての場所に入れる)じゃなかったの？」などと白を切ります。差額をポケットに入れる手口です。3回の押し問答の末、漸く切符を買えました。これが北京の世界遺産の実態ですよ、恥もいいところです。

そして、天壇公園は人の波。公園内も大味きわまりなく、イマイチを2回繰り返しそうな感じでした。昨日の孔子廟のほうが、ずっといいと同行の二人もいっていました。

昼飯に入ったのは、北京の老舗として名高い便宜房烤鴨店。一瞬気が乗らなかったのですが、なにはともあれ経験ということで入ってみました。ここは崇文門にある本店です。

半只（半分）で88元　ちょと高いです。お茶も一壺30元、野菜炒めも2２元。場所代とはいえ、値段はちょっと不満でした。

カオヤーのお味のほうは、まあまあだと思います。肉の滋味が感じられないのは気のせいでしょうか？　やはり四川料理の樟茶鴨のほうが100倍美味いと、個人的には思います。

そして、今日も私の大好きな炒龍豆。うりずん炒めです。これはいつ食べても美味しいなあ。銀座の沖縄ショップか日本橋高島屋の地下で買って、聚中縁に持ち込めば作ってもらえます。店員さんの食べる分もわすれずにね(笑)

香港人の女の子が「5月1日の軍事パレードを見たい！」と言い出し、突然イベントが設定されました。調べてみると、すでに軍事パレードはなくなっていたのです。さらに、イベントは日の出と同時。タクシーか自転車で行かないと行き着くことができません。あきらめました。

そして、10時出発で天安門にいきます。天安門前は地方から上京した人たちで埋め尽くされ、人山人海の様相です。

へんなおじさんと、ツーショットしてみました(笑)

こっちにきてすぐ、お腹を壊した原因になった気がする木の花が咲いていました。スイカズラ科でした。これって有毒だったっけ？？？？

で、香港人の女の子が「警察博物館を見たい！」と言い出したので、東交民巷の旧シティバンクに突入。学生証で無料参観です。入り口のセキュリティチェックが超厳重でした。これって一種のアトラクションでしょうか？わたしのカバンには交換電池や望遠鏡など、あらゆるものが入っていたので、通過に非常に時間が掛かりました。公務員同志の笑いを誘ってしまいました。

defさんに熱望されてた写真をゲットしたので、ここで発表します。

クラスメートの女の子が、「お手洗いを見つけたら教えて」というので、ちょうど見かけたトイレに入りました。なんか入り口に虫がいっぱい飛んでます。

中に入ると、そこには素敵な景色。これぞニーハオトイレです。興奮して撮影。満足して出てきたら、トイレに入っていたはずのクラスメートが「あまりにもすごすぎて、用を足せなかった」と憂鬱な顔をしていました。

そして、このあとおまけ話が。

なんか、彼女の体にいっぱい虫が付いています。よくみると、日本より二周りも大きい、巨大な蚊です。あわてて叩くのですが、数十匹に一気に攻撃されているので多勢に無勢。みれば私の右腕にも5匹以上吸い付いています。叩いても吸い付く速度のほうが速い。雲霞のごとき敵機の数、とはまさにこのことでした。

これはたまらんと、「跑過去，跑過去吧！」と号令をかけ、全員で走って逃げました。

ついでにもう一枚。別の綺麗なトイレ。 スクワッティング　トイレだそうです。