この街は「千と千尋の神隠し」の温泉町のモデルになったところです。前回来ることかなわず、ようやく訪れることができました。映画マニアなら「非情城市」ですね。
昨日食べた葱油餅が油あたりしたせいか、体調よろしくありません。さらに街は人だらけ。もう気分がわるくなって逃げ込んだ茶館で高い茶をしばいていたら、風が吹き荒れ雨が大雨に変わってしまいました。
夕暮れにさしかかり、人の川をなしていた観光客もツアーバスの時間にあわせ、街からすーっと引いていきました。悪いと思った運も運のうちです。
豪雨のおかげで、とつぜんぽっかりと街に人の空白地帯ができ、素敵な写真を撮ることができました。
亜熱帯らしく滝のような雨が降っています。かなり濡れましたが、気温があるのと運良く雨具をもっていたため、こんな写真を撮ることができました。レストラン「非情城市」からの一枚です。
晴れていれば海が見える階段ですが、今日は雲の中でした。
港から程近い場所に廟がありました。その前は門前町の賑わいで、昼間から屋台が大盛況です。
この蟹スープ屋さんにつられて入ってみました。お客さんも多ければ、持ち帰りの人も多いのが気になりました。
そして出てきたおこわとスープです。おこわはちまきの中と同じ味です。私はこの味付けが大好きです。スープもしいたけがたっぷりですが、臭みがでていなくて蟹の味もして実に美味しい。台湾の屋台で食べた中では一番美味しいと感じました。これは大当たりです。堪能しました。
しいたけ嫌いには見るだけで嫌になるかもしれないシイタケのてんこ盛りです（笑）
ちょっと鉄分補給です。鉄のついでに塩分も補給できました。
台北駅から特急 自強号で４０分ほどで到着します。本当はバスのほうが速いのですが、あえてここは鉄道です。
おなじく特急タロコ号
運送の主役がバスになってしまったので、台湾有数の港町も場末の駅の作りでした。
街の中には日本統治時代の古い風格のある建物が残っています。
駅前にどどんと港があります。大時化が来ても奥深い湾内はまったく静かでしょう。実にいい港です。ちょっと寂れ気味ではありましたが、しみじみと港町を満喫しました。
