日本に戻ってから、どうしても忘れられないものがありました。イスラム教徒のつくる手延べ麺です。北京にはいたるところに緑の看板があり、とても安い値段で牛肉麺が食べられました。はっきりいって日本のラーメンと比べるとまったく美味しくないのですが、不揃いな麺や薄いスープを時たま懐かしく思います。ところが最近、ついに日本でも食べられるようになりました。
日本ではハラルフードを食べるのが難しく、10年前に北京で知り合った女の子に聞かれて「いまのところ難しいね」と言ったのですが、こんな店が以前からあったら、もしかしたら彼女が日本に来てたかも、とおもいました。
麺を手延してます。日本だったら麺を切ってあげるのですが、中国式だと1本の長い麺です。長生きできるようにという意味もあるみたいで、切ると縁起が悪いのでしょうか?
ちょっと北京より太めの麺ですが、味はほぼ同じか、より美味しいです。大根に染み渡ったダシが泣かせます。
これが泣かせます。店に掲げられたコーラン。買い物ついでに豚肉なんて持ち込んじゃ駄目ですよ。ぷち海外旅行気分です。
帰りに、おみやげとして肉まんを買ってきました。翌日の朝食です。イスラムなので豚まんではなく牛肉です。素朴で美味しいなぁ。
懐かしの宮廷牛肉餅とか、できるか聞いてみよう。むちゃくちゃ美味しいのです。