関西方面を親戚めぐりで回ってきました。帰りに京都に途中下車です。
月曜なので梅小路の扇型機関庫も、博物館も全部しまっており、昼食だけは美味しいものを戴きましょうということで、丸太町の「八起庵」へ。ところが月曜定休でした。タクシーを飛ばして京都国際ホテルの支店に伺うと、1月で閉店したということ。再度ショックです。ホテルの方が「オーナーの方が近所にお店を出したので、名刺を預かっています」と案内してくださいました。
20分ほど歩いて、京都の散歩を楽しんでお店に到着しました。
今日は2000円のランチコースをお願いしました。オーナーの板前さんはこの御店を一ヶ月前にオープンしたばかり。気楽に入れるお店でした。
まずは鶏のスープから始まりです。写真を忘れました。味のしっかり出た、非常に上品に仕上がったスープで嫁さん大絶賛です。
八寸
鶏と何か野菜の漬物を昆布巻きにしてあります。最初からテンションがあがるお味です。
ササミとハツのお刺身
これもお昼からいただいちゃっていいのかと思うお味です。臭みのまったくない味で、目隠しされたら私なら何のお刺身か分からないと思います。店主さん曰く、お値段はホテル時代からぐっと下げて、いろいろ工夫をしているものの、鶏の質だけは下げていないとおっしゃっていました。大根も手で切ってあり、泣かせる歯ざわりで全部いただきました。
つくね
絶品のつくねです。ビールが進んで仕方がありません。肉汁が固めてある感じですね。嫁さんがもって帰りたいとだだをこねていました。
新たまねぎの鶏肉巻き
中華でいうところの白切鶏です。これが鶏の味が一番わかります。地鶏系の良い鶏の味です。タマネギも残らず戴きました。
米ナスの田楽
こちらは米ナスの田楽。これも実に泣かせる味です。店主さん曰く「賀茂茄子のほうが皮まで柔らかくて美味しいのですが、少し安い米ナスを使っています」いえいえ、2000円のランチでこの内容はスゴすぎです。皮も丁寧に包丁がいれてあり、全部食べてしまいました。
鶏わさ丼
嫁さんの頼んだ鶏わさ丼です。これは絶品でした。どんどんお腹に収まっちゃいます。
焼き鳥丼
私は焼き鳥丼をお願いしてシェアします。錦糸卵の出来がすばらしく、舌触りが幸せでした。
デザートのシャーベット
名残のいちごを戴きました。これだけのフルコースで食べて2300円(白飯を丼に変更)で、嫁さんも私も大満足でした。京都に行ったら是非毎回行きたいところです。
夜も3000円から5000円の価格帯で食べられると言うことで、次回京都を訪れる際は必ず行こうと思いました。
毎回京都の食事は店選びに迷うのですが、今後は迷わなくても済みそうです。ただしこのお値段と内容であれば早いうちに予約のとりにくい人気店になってしまうことは確実でしょう。
最後に、店主さんがお見送りしてくれました。ちょうど我々夫婦も開店一ヶ月で、開店一ヶ月のお店と出会った、豪雨の京都で思い出深い食事となりました。自腹B級グルメの私的には☆5つのお店です。
京富庵 (鳥料理 / 大宮、四条大宮、四条(京都市営))
★★★★☆ 4.5