北投温泉でシダに浸る

きのうで台湾旅行の目的は達しました。

あとは気ままに歩くだけです。今日は午後出発と決めました。思いっきりのんびり寝て、さらに研修中の店員の女の子のカットモデルをつとめてから出発です。

行き先は先に淡水の町と思いましたが、気が変わって北投温泉にしました。バスで駅に出て、地下鉄で20分ほどで到着です。

ロープウェーがあるとガイドブックに書いてあったのですが、実際には建設中でした。とりあえず暑い中をずんずん歩いていきます。シダも適度にあるので、なかなか楽しいです。

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地獄谷にやってきました。ここには足湯があったはずなのですが、閉鎖されていました。このすっぱいにおいが、温泉マニアにはたまりません。そして、ちょっと目を山肌にやると、ユノミネシダという鉱山や温泉でよく出現するシダが。日本ではめったにお目にかかりません。すごく楽しくなってきました。写真にはありませんが、上のほうに日本建築が見えます。日本風のお寺もあったりして、台湾にいることを忘れてしまいます。南無阿弥陀仏の発音というかテンポが違いますが、それ以外は日本のお寺にいるようです。

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そして、沢沿いに上っていくと、どんどんシダが増えてきました。このあたりで興奮度がピークに達しました。

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めったにお目にかかれない超大物のシダがごろごろしています。これ、台北市内で地下鉄でいけるところですよ。。。。

そして、最後に行き着いたのは桃源郷ならぬ蕨源郷でした。シダの森の中を、真っ青な羽のトンボがゆらゆらと飛び交う現実離れした場所でした。あまりの美しさにしばし動きが撮れませんでした。トンボ好きの元上司の顔が浮かんできて、時間の流れがおかしくなったのを感じました。

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仙山へ

おととい行った林さんが住職を勤める仙山にでかけました。出発は3時半。ほんとうは公共交通機関であれば2日かかる場所ですが、当日中にかえってくるという強行軍です。

春子さんがカットを終えてから 店を飛び出します。一路台北駅のバスターミナルへ。そこからバスで苗栗県へ向かいます。においにつられて買ってしまったメロンパンが胸焼けを起こしてしまい、気分最悪です。

バス停で吐き気をおさえていると、林さんが迎えに来ました。そして一路仙山へ。。。。これがすごかった。もう天竺に行ってしまうような走り屋の走り方でした。夕暮れが近いのでぶっとばして急いでくれたのですが、デリカで山道を大爆走。片側2車線の対向車線を目いっぱい使って4車線で爆走、といえばどれほどすごいかわかるでしょうか?車がひっくり返るかと思いました。

気持ち悪さも恐ろしさで引いてしまいましたが、夕暮れぎりぎりにお寺に着きました。

雲海に山が浮いて、すごい景色でした。

まずは食堂で食事です。もう坊さんたちは食事を終えているので我々の分を残しておいてくれました。

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この冬瓜スープと鶏がむちゃくちゃ美味しかった、すばらしい味の地鶏です。なにぶん体調のため、あまり食べられなくて残念。

その後、長い長いおまいりを本堂でしてから、裏の山の上にある奥の院にいくことになりました。

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これから長い儀式をして、仙水を頂きます。水を汲んでから祭壇にささげ、三献をしてお祈りをします。大変なものです。

もう真っ暗な夜ですが、廟には尚熱心な信者がお祈りをしにきていました。

そして、参道にはシダがどっさりです。今度は明るいときにやってきたい、 もう一回は来る理由があると思いました。

そして、ここで台湾は中国と似て非なることに気がつきました。林さん曰く、中心に祭られている九天聖母は日本の歴史が始まる前に恐山で生まれたそうです。 祭られている神様はお釈迦さまをはじめとしたインド仏教系、関羽などの中国系ですが、大陸文化の終着点であり海洋文化の交差点、T字路にあるのが台湾なのだという考えが浮かんできました。

意麺

つづけてお昼ご飯です。担仔麺を食べたいんだけど、ぜんぜん見つからないんですねこれが、切仔麺というチャーシューが乗ったのはどこにでもあります。

そんなわけで食べたのはこの 意麺。 なんかインスタントうどんのような食感なんですが、わたしこれすきなんですよ。

いっしょに、サツマイモの芽の炒め物も追加しました。最近 野菜が不足気味。

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