おととい行った林さんが住職を勤める仙山にでかけました。出発は3時半。ほんとうは公共交通機関であれば2日かかる場所ですが、当日中にかえってくるという強行軍です。

春子さんがカットを終えてから 店を飛び出します。一路台北駅のバスターミナルへ。そこからバスで苗栗県へ向かいます。においにつられて買ってしまったメロンパンが胸焼けを起こしてしまい、気分最悪です。

バス停で吐き気をおさえていると、林さんが迎えに来ました。そして一路仙山へ。。。。これがすごかった。もう天竺に行ってしまうような走り屋の走り方でした。夕暮れが近いのでぶっとばして急いでくれたのですが、デリカで山道を大爆走。片側2車線の対向車線を目いっぱい使って4車線で爆走、といえばどれほどすごいかわかるでしょうか?車がひっくり返るかと思いました。

気持ち悪さも恐ろしさで引いてしまいましたが、夕暮れぎりぎりにお寺に着きました。

雲海に山が浮いて、すごい景色でした。

まずは食堂で食事です。もう坊さんたちは食事を終えているので我々の分を残しておいてくれました。

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この冬瓜スープと鶏がむちゃくちゃ美味しかった、すばらしい味の地鶏です。なにぶん体調のため、あまり食べられなくて残念。

その後、長い長いおまいりを本堂でしてから、裏の山の上にある奥の院にいくことになりました。

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これから長い儀式をして、仙水を頂きます。水を汲んでから祭壇にささげ、三献をしてお祈りをします。大変なものです。

もう真っ暗な夜ですが、廟には尚熱心な信者がお祈りをしにきていました。

そして、参道にはシダがどっさりです。今度は明るいときにやってきたい、 もう一回は来る理由があると思いました。

そして、ここで台湾は中国と似て非なることに気がつきました。林さん曰く、中心に祭られている九天聖母は日本の歴史が始まる前に恐山で生まれたそうです。 祭られている神様はお釈迦さまをはじめとしたインド仏教系、関羽などの中国系ですが、大陸文化の終着点であり海洋文化の交差点、T字路にあるのが台湾なのだという考えが浮かんできました。

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