NYから友人がきたので予定をあわせて春節の会を開催しました。みなさんご参加ありがとうございます。
すでに毎年恒例の会となっています。 すでにお店にも顔なじみになって味に対するお願いも「広東人むけ!」とわかっているので、「ひとり5000円で、お任せで春節料理をお願いします」とオーダーしました。今日は8人の予定が7人で開催でした。
ミル貝と菜の花の山桜和え
ピータンのかぼちゃ寄せ
「ミル貝がおいしい!」 と声を上げたのは隣の小鳳さん。貝自体もおいしく、さらにこの山桜の塩漬けの味わいが泣かせます。 一緒に出てくるピータンのかぼちゃ寄せがしみじみ甘くて泣かせます。
くらげ
大根、人参、蓮の甘酢漬け
中国でも「先が見通せるよう」お正月に蓮を食べるんですね。どの品も控えめな味でおいしいです。
臘肉
自家製の風肉です。豚肉ってこんなにうまかったかと毎年思います。台湾とかの店で食べるのは甘かったりして正直好みではありません。横浜のこの店のものは、雑味が一切ない気がします。横浜華僑が本場に行って食べて落胆して「風肉は横浜が一番」というのは本当だと思います。
臘腸
自家製腸詰です。なんでこんなに上品にできるんでしょうか?もちろん脂身が入っているのですが、じつにさっぱりうまみだけが詰まっているかんじです。箸がとまりませんがセーブセーブ
鶏ふきのとうの包み揚げ
ほろにがい味わいが油くささを打ち消していて、中は肉汁たっぷりの鶏肉がはいっています。毎年この一品を食べるためだけに来たいと思う一皿です。
冬瓜スープ 冬瓜盅
アップで。蒸しスープです。一口目は味にパンチが無いかと思いましたが、飲んでいるうちに今まで飲んだ冬瓜スープのなかで一番おいしかったと思いました。棗の大きさ、舌触り、味が明らかに違います。冬瓜の肉のなめらかさも、繊維を感じず素晴らしいものでした。濁りのないスープがいいですね。
大海老 冬菇 冬筍の旨煮
干ししいたけが特大の肉厚でした。乾物臭さも感じず、やわらかくもどしてあってものすごく丁寧な一皿でした。上に載ってる青いのは金針菜(ユリの花)です。
横財就手
豚足の南腐乳煮です。本業以外の財テクでお金が(横財)猪足(就手:すなわち手に入る)の語呂合わせです。本当にやわらかくて優しい味でおいしかった。普通は豚足といえば醤油味なのですが、こういう食べ方もあるのですね。
大根餅
ここの大根餅はいつもながらおいしいですね。とくに辛い麻辣醬をつけると抜群です。
カレイの清蒸
このお店の実力のすごさは酒蒸しに現れています。
綺麗にはがせて、ほんのり血の色が残るぎりぎりの火の通し方ができるというのは並のコックの腕前ではないのです。
北京ダック
なんでここで北京ダックが出てくるのか不思議でしたが、あとで考えると巻いて食べる春餅が「春」に絡めた主役だったか?と思いました。この北京ダック、北京で食べる10倍うまいです。北京の利群も香満楼も全聚德 便宜坊もこんなにうまくありません。
かきのチャーハン
冬の味覚、小粒の牡蠣のうまみたっぷりのチャーハンでした。すばらしい味です。
金柑 ユリ根の乗ったマンゴプリン
濃厚な味のマンゴプリンでした。上の2品がおいしくて大満足。
ところで、昔の伊勢佐木町はおしゃれな街だったという話をあまり信じてもらえないのですが、歌に歌われています。