大変へんぴな場所ですが、植物園の横に宮廷料理の店があります。那さんの料理ということで、旗人(満州人)の料理を伝えるお店です。市の中心部にも支店をだしていますが、こちらが本店。ほこりっぽい場所のみちっぱたに、高級車がずらりと並ぶ様はなかなかシュールです。
味付けはさっぱり系です。日本人の口にもあうと思います。店員のサービスもよく、万人におすすめのお店です。開放的な空間は北京にいることを忘れさせてくれます。
八旗茄子 なすの煮浸し じつによくできています。家で作る味が出てますね。油通しして味付けし、最低24時間はたっているでしょう。
塘蒿拌羊肝 春菊と羊の肝の和え物 これは春の味わいです。この小さい春菊、風味が最高なんですよ。
排叉拌苦菊 エンダイブとあげワンタンの和え物 どってことない味ですが、北京でこんなのが出てくることに驚かされます。
噴醋羊肉 羊肉の黒酢風味 横にある干豆腐に、北京ダックみたいにくるんで食べます。やっぱり北京の羊はおいしいなあ。
口蘑小青菜 ふつうの野菜炒めです。
密製酥皮蝦 この店の名物、えびのぱりぱり揚げです。すこし甘めの味付けで、ぱりぱりの食感もよく仕上がっています。
デザート 豌豆黄 地味なデザートですが、豆の甘みが出ていていいかんじでした。