今日は、社長が試しに買ってみたというハンガリーの子豚を食べる会です。香港人Wは「結婚式か???」といってましたが、ただ単に食材の試食会です。ハンガリーの豚は、皮がすこし厚めのようです。
焼き方は香港から来た焼き物氏。お名前は失念(というか、広東語の発音だとどういう漢字かわかりません。
くるくる回しながら器用に焼き色をつけていきます。↓は動画です。
http://www.youtube.com/watch?v=F_f-nhTLSZk
香港時代には毎日数十匹を焼いていたそうです。今日は久々の出番というところでしょうか。それも炭焼きです。香港でも炭焼きをしてくれる店はめったに無いそうです。
綺麗にこげた部分を処理しながら焼いていきます。
焼けました。なんか恨めしそうな眼でこっちを見ていますが、皮をきれいにはがされます。
片皮乳豬全體
ぱりぱりさくさくに焼きあがりました。餅の上にきゅうりと白髪葱、味噌をつけて乗せて食べます。うーん素晴らしい仕上がり。ハレの食べ物ですねえ。
ちょっと次の皿まで時間があるので、箸やすめ?です。
アヒルの手羽元は肉の繊維に味がしみていて実においしいです。ちょっと硬いので食べるのには難儀します。
次に出てきたのは、肉つきのほうです。私はこっちのほうが好き。
明爐乳豬件
予想通り、ぱりぱりの皮、綺麗に油の抜けた皮下脂肪、下ごしらえでしっかりと塩が感じられて肉のうまみがにじみ出てくる肉の部分が、「ぱりぱり、じゅわっ」と口の中で踊る感じがもうたまりません。まさに絶品でした。
次に出てきたのは、骨を煮込んだスープ。
清暴涼煲乳豬骨
まずはスープを戴きます。とんこつスープですね(笑) 意外にも実に力強い味わいのスープで、おもわずおかわりしてしまいました。四川省政府食堂の老鶏湯を思い出す味です。今年食べた中でも1,2を争う味でした。
薬膳材料も別に戴きます。肉は完全に味が抜けてます。はと麦がやさしい甘みでおいしかった。
乳豬茄子煲
ナスが出てきました。ナスと、子豚の丸焼きの残りの肉です。生姜の香りが立って実にいい香りが漂います。実にウマイ。なのにしつこくないのがえらいところです。
乳豬菘生菜包
レタス包みです。こんなにいっぱいはいってると、おなか一杯になってしまいます。そろそろきつくなってきました。中華はあとになるほど軽い料理になっていくので結構大丈夫なのですが、結構心配です。
乳豬放伊麵
伊麺です。これも私の大好物です。
乳豬骨煲粥
おかゆ。豚のスープで作っていて、実にいい味が出ています。香菜を散らして戴きました。
蘿卜餅
大根餅です。
棗サトウキビ餅と、クワイ餅です。クワイもちは中にしゃきしゃきのクワイがはいっています。揚げてありますが、蒸せば和菓子といってもいいほどのさっぱり感です。気に入りました。
というわけで、丸ごと一匹食べつくしました。南無阿弥陀仏ー