北京で一番行きたくない場所、ナンバー2くらい(ちなみにナンバーワンは北京原人遺跡)の万里の長城です。山賊が出るし、人大杉だし、水一本10元(1000円くらいの感覚)とかふざけたこと言ってくるし、いい思いなんて一度たりともない場所です。今回も頭のわるそうなボランティアバスガイドがノンストップで怒鳴ってて、最低の旅の始まり。

到着しました。

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ところが、今回はじめて時期を花に合わせていったのと、朝一番で空気が奇麗なことに気がついた幸運が重なりました。普通の旅人が見ることもないような、晴天と花の組み合わせに巡り会いました。

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こんな万里の長城は、ありえません。 万里の長城というのはもっと殺伐として、毎回嫌な思いをするべきところです(笑)いわゆる「きれいなジャイアン」みたいなものでしょうか。

中国の旅は即興、ジャズのようにアドリブで作り上げていくのが醍醐味です(よく言えばの話)。こんな思いができるのは、やっぱり二本の足で動くからです。世の中には車に座ってお金払っても見れないものがあるんだと再確認しました。その場に居合わせたものだけが見られる情景です。

どっかのカード会社のCFではありませんが、お金で買えない価値があります。それは自分の手足と頭が紡ぐものです。あまり贅沢を求めると、素通りしてしまいそうですね。

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