今年も筍の時期がやってきました。今回は少人数で5人での開催です。ちょうど昨日ほりたての筍が食べられると言う実にラッキーな暦のおかげで、今回の筍はさわやかな風味が実に素晴らしかったです。

今回のテーマは、春のほろ苦料理 でお願いしました。明日から香港に旅立つ前に景気をつけに来たxさん、今月上旬まで台湾で食べまくっていた桂小姐をはじめ、くいしんぼうの皆様が揃って楽しい会となりました。

こちらのお店、龍鳳はタケノコ山を持っていて、季節になると自分の山で採れたタケノコを出してくれるのです。そしてこちらの創作料理は私の知る限り国内国外で一般の人が入れる中華料理屋の中でもぶっちぎりの最高レベルです。家族経営なので高級な雰囲気はありませんが、毎回目を刮くような美食の数々がとびだしてきます。

ワカサギの南蛮漬け  クラゲの前菜

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最初からいい感じです。定番の味ではありますが、たべすぎちゃいます。


自家製チャーシュー

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こちらの横浜のチャーシューは最高です。台湾や香港方面だと保存のために甘くなってしまうのですが、なんとも日本人の好みに合わせた焼き上がりと味のバランスです。

フキの甘酢仕立て 筍の甘皮桜風味 湯葉の煮凝り寄せ

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はい、きました桜の塩漬け風味の一皿。とれとれのタケノコですので、エグ味もでておらず素晴らしい食感にさらに桜の爽やかな香りが加わっています。もうこのへんでテンションが最高状態です。

絶品 フキノトウと鶏の包み揚げ

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でました。ここの包み揚げは最高です。火傷しそうなほどあつい肉汁たっぷりのをいただきます。

たけのこ山で採れたセリのスープ

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こちら、店のおばあちゃんがタケノコ山で摘んできたセリを時間長めに煮込んでつくったスープです。セリってこんなにいい味がでるんですね。すごくおいしくて残さずいただいてしまいました。見た目は色が変わってしまっていますが、なんとも春らしい一皿です。

福建地鶏のロースト

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最近は物流がよくなってくれたので、大陸の地鶏が食べられるんですね。いまむこうの鶏はほとんどブロイラーだったのですが、はじめて中国にいったときの味を思い出しました。繊維の中まで旨みが詰まっていて、ローストで凝縮されてさらに濃厚な味です。上の葱も泣かせます。

タケノコとバラ肉のうま煮

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はい、これはもう毎年の恒例です。今日のはタケノコの鮮度が最高だったので、この御店に最初に来たときと同じ感動の味でした。最初に来たときもいちばんいい状態のを食べてファンになってしまったのです。

海老とニガウリの豆鼓風味

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苦い料理オーダーの答えはニガウリでした。大きな海老で味噌つき殻付きなので豆鼓のうまみに負けておらず、実にふかーい味わいです。お酒が進んで仕方がありません。

甘鯛の梅菜風味

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和風なんだか中華風なんだか、写真からは想像のつかない一皿です。じつにあっさり仕上がっていて、梅菜の味付けの先入観が「濃い味」だったことを忘れて食べていました。

ミル貝とイカの炒め物

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こちらも春っぽい一皿です。ミル貝のぷりぷり感が素晴らしい。

タケノコとサザエの土鍋炊き込みご飯

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これは予想外のうまさでした。今回初登場です。サザエのワタの旨みがご飯粒ひとつひとつに絡まって、さらにほろにがい海の香りがします。サザエだけでも美味しいのですが、そのしつこさをタケノコが中和してくれて。。。参加者全員大絶賛でした。さらに食後のお腹の重たさも吹き飛ばしてくれる苦味のおかげで食べた後の余韻がなんとも表現しがたい料理です。

小籠包

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こちらの小籠包は台湾の有名店のそれを超えるレベルです。下に敷いた野菜も泣かせます。小龍包ファンがいたので一品追加。幸せです。

デザートにマンゴープリン

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実に濃い味の手作りマンゴープリンです。

いやいや、堪能しました。また来年もやりましょう。

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