那家小館の宮廷料理@北京植物園

 大変へんぴな場所ですが、植物園の横に宮廷料理の店があります。那さんの料理ということで、旗人(満州人)の料理を伝えるお店です。市の中心部にも支店をだしていますが、こちらが本店。ほこりっぽい場所のみちっぱたに、高級車がずらりと並ぶ様はなかなかシュールです。

味付けはさっぱり系です。日本人の口にもあうと思います。店員のサービスもよく、万人におすすめのお店です。開放的な空間は北京にいることを忘れさせてくれます。

八旗茄子  なすの煮浸し じつによくできています。家で作る味が出てますね。油通しして味付けし、最低24時間はたっているでしょう。

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塘蒿拌羊肝 春菊と羊の肝の和え物 これは春の味わいです。この小さい春菊、風味が最高なんですよ。

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 排叉拌苦菊 エンダイブとあげワンタンの和え物 どってことない味ですが、北京でこんなのが出てくることに驚かされます。

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噴醋羊肉 羊肉の黒酢風味 横にある干豆腐に、北京ダックみたいにくるんで食べます。やっぱり北京の羊はおいしいなあ。

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口蘑小青菜 ふつうの野菜炒めです。

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密製酥皮蝦 この店の名物、えびのぱりぱり揚げです。すこし甘めの味付けで、ぱりぱりの食感もよく仕上がっています。

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デザート 豌豆黄   地味なデザートですが、豆の甘みが出ていていいかんじでした。

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孔明の罠を体験@長安大戲院 失街亭 空城計 斬馬謖

今日は生まれて初めての京劇体験です。北京に住んでたのに、ちょっと経済的な理由で見に来る機会がありませんでした。チケットあんがいやすいんですね。

今日は北京京劇院創設30周年の記念公演で、豪華メンバーで上演のようです。譚さんという俳優一族のおじいさん、息子、孫の三人が孔明を演じるという趣向。

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まずは紹介、 左から馬謖 馬岱、超雲、王平

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息子の譚考曾が演じる孔明登場

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街亭の山の上で、判断を誤る馬謖、止める王平

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張郃に討たれる 馬謖、王平

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空城の計をやむなく行う。孫の譚正岩が演じる孔明、老兵

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突入を主張する張郃、考え抜いて撤兵を指示する司馬懿仲達

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軍律に照らし、やむなく馬謖を斬るが心が揺れる。祖父の譚元寿が演じる孔明

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三代がそろってのカーテンコール。じつに素晴らしい舞台でした。中国語わかるし、原作のストーリーはよく知っているので非常に楽しめました。自分の歴史になる舞台観劇でした。

三不沾@老北京炸醬麵大王

大変めずらしい料理です。皿につかない箸につかない歯につかないというものらしいのですが、中華風カスタードですね。実に体に悪そうという感じのデザートです。このブログでよくひっかかる検索ワードでもあります。相当の技量がないと作れないのはよくわかりますね。実にシンプルなのですが。

一回たべたらもう一回なんとか食べに行きたいといった小鳳さん、「あと3年は食べなくていいわ」ということは3年後にまた食べに来るつもりらしいです。

お店は紅橋市場の横なのでわかりやすい場所です。北京におよりの際は是非お試しを。だいたい6人-8人でちょうどいいと思います。決して2人でチャレンジするなどという体育会系なことはしてはいけないと思います(爆笑)

というわけで、

第一ラウンド 3人 KO負け

第二ラウンド 2人 KO負け

負け越しで毎回食べ切れません。全部で5回チャレンジして完食できたためしがないのです。

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