ついに東京南部でも羊肉串を食べられる店が現れました。蒲田の白山飯店です。吉林省出身のおっさんがやっている微妙なお店で、実に味わい深い東北料理をだしてくれます。
これは玉米麺という、トウモロコシの麺です。小麦の代用品という位置づけかもしれません。店のおっさん曰く、そんなに美味しくないよ、昔を懐かしむために置いてあるんだからね。というコメントが料理に対する慈愛に満ちている気がします。そうです、料理は歴史と文化を食べるものでもあるのです。
蒲田の中華は結構いい加減なギョウザだけの店も多いですが、四川や福建、東北とわざわざ食べに行ってもいいだけのお店が増えてきました。
私の好きな酒の一つがこの牛乳酒。モンゴル語でアルヒと言います。今までわざわざ北京の内蒙古政府直営店まで買いに行ってました。
馬乳酒は清酒で醸造そのままですが、こちらは蒸留してあります。極上のアイスクリームの香りがするお酒です。
この酒、カルピスだかの社長が惚れ込んで日本でも作ったらしいのですが全く売れなかったそうです。この王朝酒造も上場して中国で売りまくるはずが売り上げ全くひどいものでいつも会社売却の話が出てます。
願わくば長い続いて欲しいです。うまい酒です。
最近お気に入り、いや、いま日本で一番うまい四川料理が食べられる店だと個人的に認定します。
四川省出身のコックが作り出す全くスキのない四川料理。
今回はランチでした。これは珍しい四川風おこわです。バラ肉の旨味がいっぱい廻ってて実にうまい。このレベルの四川が食べられる店は北京にも数件しかありません。