海員閣の牛バラそば

横浜に用事があり、遅い昼食をいただきに来ました。
愛群か海員閣か、今日は平日なので普段入りにくい海員閣に決定です。

子供時代に家族でなんどもチャレンジしましたが大行列で一度も入れたことがありませんでした。「美味しんぼ」にむちゃくちゃひどい店として書かれてたりして風評被害すごすぎると思いますが、番台のおばあちゃんの風情も、広東語と北京語が交じる店員のおばちゃんたちもアジアの雰囲気満点で、最高です。中国人にそんなホスピタリティを求めてはだめでしょう。ここが香港だと言われても、信じてしまうこの貫禄ある内装。これが楽しめない毒舌の脚本家は気の毒だとしか言いようがありません。

 

まだコークスを使っている厨房でつくられたという歴史を凝縮したような味わいは、ずっと維持してほしいと思います。昔、横浜のらーめんの味は苦手でした。漢方系の匂い消しがいっぱい入ってて、野毛のおばの家のそばの中華などは美味しいけれど、子供には辛いなと思いました。いま食べると舌が衰えたのか、少し風味が物足りなく感じます。ちょっと甘みが入ってるあたりも、ベトナムなどで食べた味と比べると日本人の口に合うようにアレンジされてると思うのです。気がつけばスープまで全部いただいてしまっていました。

De Anima デ・アニマのカーボンロードバイク

最近気になっていたのがこのデ・アニマのカーボンバイクです。もうフルオーダーしか眼中になかったのでカーボンに乗ることはないと思ってたのですが、これは乗れそうな気がします。日本人には海外の吊るしフレームは体格が違いすぎるので合わないですね。

このエンド金具が気に入りました。これならエンド破損でフレームお釈迦ということも少なそう。普通の吊るしは半分の4mmまで削ってツライチにしていますが、削ったりしないで強度優先で出っ張ってた方がいいでしょう。

塗装も往年のDe Rosa KINGの初期型を彷彿とさせる質感です。

今時、カーボンラッピング製法で作ってくれるのはSartoとDeAnimaくらいのものでしょう。他の大手は、選手以外にはよっぽどコネがないとやってくれないはずです。お値段も大手の吊るしよりは案外安いのです。

このフレームは、DeAnima Unblendedと言います。DeAnimaはイタリア語で「魂」という意味です。検索するとアリストテレスが出て来ます。
作者はジャンニ ペゴレッティ氏。各メーカーがプロチームに出す自転車製造を支えてきたイタリア自転車の重鎮のようです。ペゴレッティ兄弟で、兄ダリオは溶接の達人、弟ジャンニはデザインの達人です。

あ、一緒に記念写真撮るの忘れた。来年、工房に遊びに行く予定です。

レビューはこちらです。そんなに硬すぎることもないということで、懐の深いバイクのようですね。例えばトライアスロンで使ったらかっこいいだろうな、と思います。

http://road.cc/content/news/114843-first-ride-deanima-unblended

南粤美食で高倉恵子選手を囲む会

日本のトライアスロン界に颯爽と登場し、初アイアンマンレース完走でエイジ4位表彰台に登るというスーパーエリートトライアスリート 高倉恵子選手のファンの集いがありました。

料理はアスリート向け薬膳料理 シェフ故郷の広東省中山市の郷土料理で、日本人向けアレンジ一切なしです。

長江鹽焗雞

長江飯店風 鶏の塩釜焼き 皮の黄色い地鶏を使っています。サイズも小さく一番美味しい時期ですね。

燒鴨。上藥排骨海縲湯

鴨ロースト 五香粉ソース
山芋とスペアリブ干しツブ貝のスープ 5時間がかりの力作です。広東料理はスープが最も重要なので、気合いを感じます。

炒佛手瓜生肚

ハヤトウリと豚チートの炒め物 臭みが全くなく歯ごたえも柔らかく、目隠ししたらイカと間違える人がいるかもしれないですね。中山は海から遠いので、海鮮をあえて外しました。

排骨蒸南瓜 これもシェフの得意料理の模様です。

炒田七葉
これが今日のスペシャルで、店のビル屋上で自家栽培してる田七の葉を炒めたものです。ウコギ科のものとは違うようでかなり不思議。食感はツルムラサキをライトにした感じです。

煎釀苦瓜 苦瓜に詰め物をして蒸しあげています。味付けは豆豉。広東人の友人も作ってましたが、広東では一般的な食べ方です。

鹹魚肉餅煲仔飯

猛烈な香りを立てて登場したハムユイの土鍋ごはん。テーブルから歓声が上がります。手加減ない広東人向けの味ですが、食べ始めると止まりません。しょっつるやニョクマムの味です。

高倉恵子選手、次回は世界選手権スロット獲得頑張ってください!